スウエーデンの面白いものたち


by nyfiken
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スウェーデン国王からヴィクトリア王女婚約のお知らせ

開かれた王室。将来クイーンになられるビクトリア。王様そして、王妃さま。ビクトリア王女。そして2010夏前に結婚式が予定され、このたび国会によって正式に婚約が承認された。王様による発表。そして王妃様のあいさつと本人たちの生の声は大変貴重なものと思われる。

ヴィクトリア王女の挨拶のなかで、”Daniel is my side. I feel stronger and happier(more joyful.)

彼は、私の側、一緒にいる強くより幸せに感じられます。とおっしゃった。印象深い。ヴィクトリアプリンセスは、信望されている。あわてずに周りの同意と両親の理解に時間をかけこの瞬間の発表となる。お二人のお幸せを願う。スウェーデンは、王女の次に王子が生まれても法律を改正し、第一子を王もしくはクイーンにすることを決めた。

共和制への模索をいう人たちもいないわけではない。スウェーデンは小国でありながらも、良識をもって国が運営されている。ダニエル氏は、貴族に昇格した。


ダニエル氏は、ストックホルムから離れた小さな街にひとつあるスポーツジムで体を鍛えていた、若き日のスポーツトレイナー。今は、高級スポーツジムを経営する。心が疲れ、心身症気味のプリンセスの個人トレイナーに抜擢された。ひところがりがりにやせ、拒食症と戦っていたヴィクトリアともうわさされる。辛い日々を影で支えた時代を知っている王様や王妃様。もちろんプリンセス本人も。

誰もが治せなかった辛い病気は、ダニエル氏と一緒にトレイニングを始めてから、徐々に知らない間に回復したといわれる。だからこそ、この王様王妃様と当人たちの会見のときに、プリンセスがことさら、”わたしは、ダニエルと一緒にいて、前より強く(精神的にも)そしてもっと楽しいのです。”と語られたときに、王様は、プリンセスをみて、うなずいていたのは、将来のクイーンの苦しみの過程本当にそばで知っていたからだと察せられる。

また、ダニエルのスポーツジムトレーナーという王妃の夫としての資質などや学歴に、反対などもないわけではなかった。公式な晩餐やクリスマスにも招待されなかった日々。これが、王宮に同居ということが始まってからプリンス教育が徹底されたとも言われる。話し方。マナー。対外的な人への応対。階級が違うための考え方。最高のレッスンの先生はもちろんビクトリア本人ともいわれる。そうして合格点が出て、王様のお許しを得た。王妃さまのお話に、パワフルでエネルギッシュで、とても思いやり深いというコメントが興味深い。王妃自身が一番最初に、娘の婿としての職業に反対していたともいわれているが、時間をかけ、ビジネスマンとして成功したダニエル氏に対して、評価が上がった。

今から思えばダニエルの愛情があったからこそ。友情から愛情にかわったという。マスコミに追いかけられる日々。中傷など。国民の信頼を得るためには、なんでもいたします。というダニエル氏。階級差によって、多くの周りの反対があった。ヴィクトリアは両親への感謝。プリンセスの堂々としたたたずまいは、クイーンとしての風格をうかがわせる。

ノルウェーのメッタマリー王妃も、シングルマザーでレストランの給仕係から一目ぼれで、今は王妃となり、シンデレラ物語のような北欧のアンデルセン物語は、フェミニストの国スウェーデンらしく、シンデレラが男性版シンデレラプリンス物語となった。日本ならば、皇室は、女性は結婚後離脱。イギリスの王室より古い日本の皇室が今日まで守られたその背景に、日本独特の哲学があるのは否めない。ちなみに、スウェーデン王室の王様ファミリーは、もともとの王家の血筋が途絶えたために、フランスのナポレオンの臣下が送られている。歴史は、本当に不思議なもの。王家の歴史を考えたときに、タロット占いとか運命といった目に見えない力がどこかで働いているとしか思えないことがある。


ドイツ出身のシルビア王妃さまのスウェーデン語は、かなり強いドイツ語なまりがあるものの、話されている。”わたくしが、外国からお嫁にスウェーデンに来たときにスウェーデンの民衆が暖かくお迎えしてくださったときと同じように、ダニエル氏を温かく迎えてくださったなら、とても嬉しく思います。”と述べられた。新聞では、あんなに難色を示していた王妃が、あれほどダニエル氏をほめたということに、むしろ驚きの声が。という論調もあった。今は二人の将来を願いそしてお祝いしましょう。という会見。4人全員が婚約についてのコメントを発しているのがいい。この中で一番堂々としているのが、ビクトリアプリンセス。辛い日々を支えてきたダニエル氏はこれからも、新聞の写真ではないけれど、プリンセスから一歩後ろに下がりながらも、支えていくことだろう。


by nyfiken | 2009-03-09 06:00