スウエーデンの面白いものたち


by nyfiken
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スウェーデン人心の故郷ダーラナ地方。スウェーデン料理。

スェーデンの国歌。FIFAのサッカーで。わたしの大好きなラーションもいる。スウェーデン人の心のふるさと理解するにはまずこの曲を聴いてから。Du gamla, Du fria.古く自由なスウェーデン国歌。確かに歴史があるがモダンなスウェーデンそのもの。

最近の戦争がないスウェーデン国の国歌はなんと晴れ晴れと響くのだろう。Amy DIAMONDは歌手。このスタイルはスウェーデンの女子高校生の好む典型的なヘアスタイルそして全体の雰囲気がよくでている。
ふりふりではないスウェーデン女子高生の通学スタイルはシックで私は好き。



ダーラナ地方は、スウェーデンの心のふるさと。ここを訪れることなくスウェーデンの真髄に触れることはできない。ダーラナホース。民族衣装。カルチャー。スウェーデン人にとって、スコーネ地方の太陽の暖かい地方にサマーハウスを持つ夢か、もしくは心のふるさとダーラナ地方にサマーハウスを持つのが夢と話すひとたちもいる。ダーラナ地方とはどういうところなのだろうか。王様がデンマークとの戦いで援軍を頼みスキーに乗ってダーラナに行った。そのときに断り、グスタフ王様がノルウェーの国境地帯までスキーをはいていった後を村の一番スキーで歩くのが早いひとが、やはり助けますというために追いかけた話は有名。スウェーデンの中でも歴史文化の香りが高い地域。なによりも自然が美しい。

わたしは冬の寒い日にファールンへ訪れたときちょうど一番寒い真冬だったが、マイナス20度に驚いた。ムーラという街も印象に残っている。いっけんだけあったチャイニーズレストランで確か温かいコーンスープかなにかいただいてからだが温まったもの。ドイツテレビがスウェーデンのダーらナ地方の特集を描いたものだがドイツらしく緻密でつぼを押さえた取材。よくできている。

スウェーデン伝統料理。スウェーデンの家の中。サマーハウス。自然。本当によく人々の生活の特徴を細微にわたってとらえている。キュイジーヌスウェーデンというタイトルにもあるが、スウェーデンの伝統料理を映し出したものとしてとても興味ある。クリームフレッシュはよく使う。生クリームとサワークリームの間のようなもの。フランス人やすうぇーでんの人がよく料理に使うが。これなしに、スウェーデン料理はなりたたないくらいクリームが大好き。ココナツミルクも当然。ミルク色がお肉の色にとけたとき、スウェーデンの人たちは、おいしそうーというシグナルが脳から発せられるようだ。子供時代からのパブロフのわんこちゃんではないが、こげ茶にクリームをまぜてみるとミルキーな茶色になる。これに弱いスウェーデン人。ミルクチョコレート色。そこに、リンゴンの赤い実のジャム色が横にあったら、ミルクチョコレート色にちょっと赤みがお好み色というとわかりやすい。日本なら、カレーライスに福神漬け。




ミッドサマーとは暦の上の夏。6月19日。20日あたり。スウェーデン人が一番嬉しい日。ミッドサマーとクリスマスがないスウェーデンは、きっと盆と正月が来ない日本と思うとわかりやすい。昔は村で恋の花が咲く季節。フォークダンスで大好きな人と踊るのを楽しみにしていたという話も。実はドイツイケアが作ったスウェーデンのミッドサマーをテーマにしてエキセントリックな広告を作ったがあまりにばかにしすぎだと本部からお怒りの声。その広告は採択されずに。ところがやりすぎでもスウェーデンのミッドサマーの特徴を極端に現しているのが一部の通にパロデイとしてうけた。イケア側は大困り。ここではあえて映像はださない。スウェーデンの人は気分を悪くするだろう。ドイツ人からみたスウェーデン人を皮肉っぽく極端に描いたCMの映像。言いえて妙だが、ちょっと極端。IKEA BANNED COMMERCIALのMIDSUMMERで探すとでてくる。


ダーラナ地方に伝わるウェデイング結婚式のフォーク音楽。バイオリン弾きが昔は街から街へと演奏をしてあるいたという。100年以上も前に、バイオリン弾きの青年と恋に落ちて、短い滞在期間に子供をはらみ、どんなことがあっても相手の名前を明かさなかったというひいおばあさんの話を友人から聞いた。そこからそのバイオリン弾きの男性はほかの町へ。私自身19世紀末イギリスの作家ゴールズワージイの社会階層の悲哀小説を学生時代に惹かれたことがあったが、おそらくゾーンの時代には、今の時代と違った形のロミオジュリエットの話にはことかかなかったのかもしれない。

家族史は最近のスウェーデンのテレビ番組でも話題であるが、友人の姉がその家族史を講座でとって調べてわかったことという。昔の教会の名簿に、父親の名前は記載されていないという。そのときに確かに村に短期間だけ滞在した外からのバイロリン弾き青年がいたところまでわかっている。口をわらなかったという。自分のルーツ。人の歴史はつずり織りのようにいろいろな人間のシーンが交錯している。そう思うと体の中にどういう過去DNAの愛や政略婚などさまざまな先祖の愛の歴史が刻まれているのか興味があるところだ。



ダーラナのムーラのフォークダンス。ミッドサマーになると踊るが、女性の衣装にも地方の特徴があるようだ。

ダーラーナ地方に限らないが、ミッドサマーにはスウェーデン人の心にはこういう音楽が鳴り響くのだろうか。夜は遅くまで明るくなる季節。植物もぐんぐんと青々としてくる。若いスウェーデン女性たちの踊りは天使のように美しい。アコーデイオンの作曲はベニーアンダーソン。


画家アンダーシュゾーンの絵画。温かみのあるオレンジ色に心が引かれる。北欧美術のもつ色。Nyfikenの好みの色はこのゾーンの描くオレンジ色。赤みが少しあり、気持ちがよくなる色。

ダーラナの美術館へ足を伸ばしてみたが、すばらしい。ダーラナ出身の有名な画家。生き生きとした肖像画。ダーラナ地方の人。自然の中のヌードなどを描いた。ゾーンの赤みかかったオレンジ色。コーラルピンクとも違うオレンジレッドの色はすばらしい。冬に薪の暖炉で燃える炎の色。もしくはキャンドルの明かりの色。北欧の寒い季節冬の暗闇でみるとはっとする色。南ヨーロッパの画家がだせない色。
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1888年の絵。

(余談の余談)当時の日本の様子。鎖国の後に、日本が開国したのが1800年代半。日本が欧米に紹介され、北欧まで影響が。翌年1889年にパリ万博。エッフェル塔。中国のりきんきが、オイスターソースを発明やベンツがガソリン自動車をなど特許。新しい時代の幕開けを感じさせるエキゾチックな絵。日本が明治鎖国から世界に船を出していった時代。そして通商条約。中国と朝鮮半島をめぐり戦争。パリ万博ゾーンが生きて絵を描いていた時代。当時の日本が外交で世界に漕ぎ出していった歴史。漕ぎ出しすぎて戦争まで起こした。当時の世界と日本の外交関係を忘れないために。1894年は明治27年。戦争に突入していく。


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ダーラナ地方からでたABBAのベニーアンダーソンは、フォーク音楽にも力をいれている。
とてもスウェーデンらしい音色を聞きながら鑑賞し絵をみると、時代をこえて絵から昔の人々がとびだしてくるように思える。

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ピアノの上の写真たて。ご主人の肖像画もしくは写真。100年以上前の時代。なんとなくほほえましい絵。1891年の絵。

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by nyfiken | 2009-04-15 09:15