スウエーデンの面白いものたち


by nyfiken
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チョコレート

私が物心ついた子供の頃、チョコレートは、ロッテのおいしそうなコマーシャルのアーモンドチョコレート。
おだちんをもらってお菓子を買いに行くことが許された3歳くらいのころ、不二家の傘のチョコが10円くらいだったような気がする。一個大切に買って、家に帰ってチョコレートを包んでいる紙をとり、おいしそうに食べる。とがった先から傘の柄をもちながら、それはそれはおいしい時間だった。マーブルチョコも、色によって味が違う錯覚を覚えながら食べた。赤い包装されたロッテのアーモンドチョコはちょっと大人の味がした。
何を思ったのか、父の知人がひとはこ24個いりグリコのチョコポッキーをお歳暮にお嬢さんへと送ってくれた。グリコチョコポッキーは中毒になりそうなくらいおいしくいただいたもの。

クリスマスケーキは、バタークリームのたっぷりとしたもの、生クリームのもの。チョコレートクリーム。そしてクリスマスアイスクリームという選択肢があった。なにがいいの。と母親に予約をするために、母親に聞かれ、うーーーん。と子供心に一晩悩んだものである。中学生になって、学校の帰りに、ヴァレンタインチョコを集めたお店がオープン。みんなで何とか君にあげるのとか、あの先生に。という話をしていたのを横に、小学校6年や中学校までほとんど2月14日は、寒さで風邪をひき、ヴァレンタインは欠席というのが思い出にアル。というのは、翌日学校へでていくと、クラスの女の子がだれだれさんが、だれだれさんにチョコをあげたという噂話をきくほうだったから。それから長い時間が過ぎ、チョコレートは年中食べたいと思えば食べられるようになる。義理チョコを待ちわびる妻や同居人がいるならば、朝、@今日はバレンタインね。一個でも義理チョコもらえたらいいわね、あなた。でも最低は一個家に買ってあるからだいじょうぶよ。@とかなんとか夫の背中越しにプレッシャーをかける妻などいるかもしれない。

ストックホルムでチョコレートというと、ブラウニーのチョコレート菓子があるが、先日濃厚なキャラメルのようなチョコレートのような濃いチョコレートのとろとろしたブラウニーのそこにナッツがある食べ応えのあるものに遭遇した。甘いがおいしい。ねっちょりしたブラウニーは嫌いだが、気持ちよいくらいにとろけていて、クリーム状になっていい感じだった。場所は、ストックホルムのセントエリクスプラン駅降りてすぐ角をまがったところのカフェ。ガラス越しに通りを通るひとが見える。いつも混み合っているが、落ち着かないけれど、さっとコーヒーをいただき、パンチの効いた甘いチョコレートブラウニーが口の中でとろとろとする感触がいい。

歯医者さんが、稼ぎ時の2月。チョコもいいけど、歯も大切にしよう。重いものを持ったり、疲れていたら歯が痛くなるので、疲れは禁物。


by nyfiken | 2011-02-09 04:07