千葉市原市、コスモ石油火災
2011年 03月 13日
市原市のコスモ石油の千葉製油所から火が出て、隣接するチッソ石油化学の製造所に燃え広がった火事は、火の勢いは弱まっているものの、地震から24時間以上が経ったあとも消火活動が続いています。
11日午後3時40分ごろ、市原市五井南海岸のコスモ石油の千葉製油所から火が出て、隣接するチッソ石油化学五井製造所のガスの配管に燃え広がりました。
消防艇四隻と消防車による消火活動が続き、チッソ石油化学に燃え広がった火はすでに鎮火しました。一方、コスモ石油の製油所から上がっている火は勢いが弱まっているものの、地震から24時間以上が経ったあとも消火活動が続いています。
この火事で30代の男性が全身にやけどをして重傷のほか、4人が軽いけがをしているということです。
また、コスモ石油とチッソ石油化学によりますと、燃えたのはLPガスや水素などで、周囲に有毒なガスが発生するおそれはなく、千葉県の調査でも環境基準に問題はなかったということです。
警察によりますと、地震の揺れでガスタンクが落下し、下敷きになった配管が破裂して火が出たとみられ、その後少なくとも3回、爆発が起きたとみられるということで、消火活動を待って、詳しい原因を調べることにしています。
03月13日 00時26分