スウエーデンの面白いものたち


by nyfiken
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会及び同放射性物対策部会

(公開文書より)

3.2 基準値の計算式
「飲料水」を除く食品の限度値について、【式1】により計算した。その
際、すべての流通食品が基準値濃度の上限値の放射性物質を含むと考えるの
は妥当とは言えない。そこで、モニタリング検査等から得られている実測値
や流通食品に輸入食品が多く含まれる実態から、流通する食品の汚染割合を、
「一般食品」については50%であると仮定した。


Nyfiken疑問.もし輸入食品も日本の福島原発の影響で放射能汚染されていたらどうなるのだろうか。実際の値は計測され、実施されて科学的な根拠があるのだろうか。中国や韓国や近隣諸国でも放射能は飛んで行ったはずである。汚染割合が一律に50パーセントというのはおかしい。なぜならば、首都圏特に東京では産地がすべて福島茨城、栃木、関東全域は放射能汚染が高い。帰国時東京のスーパーで毎日ふつうに買い物をしていて気が付いたことがあるが、千葉、茨城、群馬以外の野菜はほとんどてにはいらず、その野菜がなければ、何も作れず困ったということもあった。遠く九州や四国の野菜は安全かというと、放射能測定によると大阪周辺から九州まで率が案外高い。産地も選べず、国民は、本当に困っている。農家の人たちも一生懸命オーガニック野菜を作ってきても、放射能汚染で高濃度汚染土となり、きれいな土を求めて右往左往している状態であることなど、一律にお役所的に50パーセントと単純に数字だけ作っても基準値の計算式は、研究の数字のように仮定できるものだろうか。スーパーで実際買い物をし、食を日々作る人間が、この法案を作った先生たちのうちひとりでもいらっしゃるのだろうか。

ただし、「乳児用食品」、「牛乳」については、食品区分を設置した目的が
同じであることから、同一の基準値とすることとし、万が一、流通する食品
のすべてが汚染されていたとしても影響のない値として、「一般食品」の基
準値の2分の1の値を基準値とする。なお、計算過程の詳細は別冊に記載す
る。

【式1】
(「飲料水」を除く食品の限度値)(Bq/kg)
=(食品に割り当てられる年間線量)(mSv/y)
÷ Σ(各食品分類での対象核種合計線量係数※)(mSv/Bq)
×(当該食品分類の年間摂取量)(kg/y)
×(流通する食品の汚染割合)

※ 対象核種合計線量係数(mSv/Bq)は、食品中の放射性セシウム(134及び137)1Bqあたりの規制対象核種の線量(mSv)の合計を表す係数(別冊に示す食品分類毎に算定)。この係数は放射性セシウムが1Bq存在する食品において、各核種がそれぞれ何Bq含まれるかを計算した後、各核種に線量係数をかけた値を合計することで得られる。なお、【式2】において、「食品」に割り当てる年間線量は、介入線量レベル
から、「飲料水」に区分される食品の摂取(以下、「飲料水摂取」という。)による線量を引くことによって求められ、また、飲料水摂取による年間線量は、【式3】で求められる。

Nyfiken
このことは、食品にセシウムがはいっていますよ。国は入っていても認めて食べさせますということだろうか。森永ヒ素ミルクの事件を知っているだろうか。カネミ油オイル事件など、水俣病などを思い出す。ヒ素が少しだけなら政府の基準で大丈夫です。といわれたら、あかちゃんに飲ませる親がどこにいるだろう。普通に存在していないようなものが大丈夫なはずがないのである。母乳からもセシウムがでて、牛乳牛さんのお乳からもセシウムがでて、微量だから安心などといううそぶいたことを間違ってもいえない。国民に犠牲を強いてさせておいて、反省もなく原発再稼働をするのには、あきれるばかりである。政府の政治家や野田首相や委員は病院のがん患者の病棟に行ってみてほしい。どれだけの苦しみを国民に強いるのだろう。自分たちとてそうなりたくないはずだ。

【式2】

(「飲料水」を除く食品に割り当てられる年間線量)(mSv/y)
=(介入線量レベル)(mSv/y).(飲料水摂取による年間線量)(mSv/y)

【式3】
(飲料水摂取による年間線量)(mSv/y)
=(飲料水摂取による対象核種合計線量係数)(mSv/Bq)
×(飲料水年間摂取量)(kg/y)
×(飲料水の放射性セシウム濃度基準値)(Bq/kg)


3.3 「一般食品」の基準値の計算結果
この計算により得られた「一般食品」の限度値は、表1のとおりである。(数
字3桁目を切り下げて、有効数字2桁で示した。)限度値が最も小さくなるの
は、13歳~18歳(男)の 120 Bq/kgであり、想定外の食品摂取をしても安全
が確保できるよう、介入線量に一定の余裕(留保)を持たすため、この値を
安全側に切り下げた 100 Bq/kgを基準値とすることが適当である。

この結果、「乳児用食品」及び「牛乳」の限度値は、「一般食品」の基準値
である 100 Bq/kgの2分の1の 50 Bq/kgと設定される。
表1 年齢区分別の限度値(一般食品)
年齢区分 摂取量 限度値(Bq/kg)
1歳未満 男女平均 460
1歳~6歳
男 310
女 320
7歳~12歳
男 190
女 210
13歳~18歳
男 120
女 150
19歳以上
男 130
女 160
妊婦 女 160
最小値 120
基準値 100

4.新しい基準値に基づく実際の被ばく線量の推計について
新しい基準値の下での実際の被ばく線量は、中央値濃度もしくは、90パーセ
ンタイル値濃度の食品を全年齢層における国民の平均摂取量で 1年間摂取し続
けたと仮定した場合(決定論的推計)、表2のとおり、介入線量レベルの年間1
ミリシーベルトに対し、小さな値になると推計される。


しかしながら、実際の被ばく線量の推計については、今後、トータルダイエ
ットスタディ等により食品の汚染状況や摂取状況を調査し、継続的に検証する
ことが必要と考えられる。

表2 新しい基準値に基づく放射性セシウムからの被ばく線量の推計

中央値濃度
(mSv/y)
90パーセン
タイル値濃度
(mSv/y)
暫定規制値を継続 した場合の推計 (中央値濃度) (mSv/y)
全年齢(平均摂取量) 0.043 0.074 0.051

※平成23年8月1日から平成23年11月16日に厚生労働省から公表された食品中の放射性物質の濃度を用いた推計
※推計では、不検出(ND)のデータはCs-134,Cs-137とも検出限界として示されている値を集計に使用。ただし、示されていない場合は、それぞれ10 Bq/kgを使用し、放射性セシウムとして20 Bq/kgを超えた検出限界となっているものは20 Bq/kgを使用した。また、WHOのGEMS/food Instructions forElectronic Submission ofDataon Chemical ContaminantsinFoodandtheDietに記載の考え方を参考に、食品群(国民健康・栄養調査の小分類に従い全部で99群)のうち、NDが60%以上80%未満であった食品群ではNDの半分の値、NDが80%以上であった食品群ではNDの4分の1の値を集計に用いた。

※推計値は放射性セシウムからの被ばく線量のみであり、実際の被ばく線量としては、この他に、放射性セシウム以外の核種からの被ばく線量が加わる。
※新しい基準値の施行後、約1年間程度は、規制対象外の短半減期核種の影響も考えられるが、部会による検討では、これらの被ばく線量を含めても、推計値が1 mSvを超えるようなことはないと考えられる。また、施行3年目以降は、これらの核種の影響はほぼ無視できるレベルまで自然減衰すると考えられる。
Nyfiken
政府は無視したいのだが、無視できるレベルまで自然消滅するなどそういった半減期が長い核種が無視ができないのである。無視したいのは、この文章を作った人間の願望だが、そう甘くはない。

5.経過措置について
現在の暫定規制値に適合する食品でも、十分安全は確保されていると考えら
れることから、
Nyfiken
誰がそう思っているのだろう。自分にうそをつくのはやめてほしい。だれも世界の暫定規制値よりはるかに上回る日本の暫定基準値を十分安全は確保できるなんて思っていない。こういううその文書を作るのはいかがなものだろう。


新しい基準値への移行に際しては、市場(流通)に混乱が起き
ないよう、施行日までに製造・加工された食品に経過措置を設定するとともに、
関係省庁への意見聴取を踏まえ、準備期間が必要な食品及びその食品を原料と
する製造・加工食品には、一定の範囲で経過措置期間を設定することが必要で
ある。

Nyfiken.
役人や政治家はこのまやかしの言葉を使ってほしくない。嘘だと思っていても、国民は腹が立つからだ。
十分安全は確保されていると考えられる。とこれを作った人間の妻や夫はは、絶対そう思っていないはずだ。
上司がこの一文を付け加えなさいといわれて、この一文を入れたように思える。それにしても安全ということばを軽々しく国は使うものだ。使えば使うほど、国民は猜疑心でいっぱいになる。

なお、準備期間が必要な食品を原料として製造・加工する場合、製造・加工
に当該原料を用いることができる期限は必要最低限に留めることが
望ましい

Nyfiken
どうして役所が作る日本語はこうまどろっこしク曖昧でわかりずらいのだろう。ずばりと、セシウム入りの食品原材料を万が一用いるのは、危険なのでやめましょう。セシウムがはいっていない原材料を探し、作ってください。もしセシウムを入っているものを用いた場合は、条例により罰します。と言ってほしい。ならば、中毒をおこす菌がはいっているのを知っていて、もしすべての食品にこのばい菌が電療会社の事故で入ってしまった場合もばい菌の最低基準を設け、ばい菌がはいっていても必要最低限の量になるべく少なく使ってね!と政府や厚生労働省は国民に対していえるだろうか。

わかりやすくいうとこういうことである。ところがだ。ちょっと心配になって農林水産省のHPを見ると、放射能のセシウムの値の検査値が全国津々浦々でている。産地と試験場はそれぞれの事情があってたとえば地元の一番の大事な産物は地元の機関で検査しないなど青森のリンゴとか東北の果物などの例もある。いずれにせよ、びっくりしたのは、北海道の先から沖縄、学生時代に東京からフェリーで美しい島神津島まで旅行したことがあるが、全国美しいふるさとニッポン、都会から離れたすみずみまでセシウムがでている。


これは、四国、九州、沖縄まで。ということは、福島原発事故の放射能が陸海空気すべてを使って拡散してしまったというとてつもない放射能拡散事実がうかがえる。ニュースではいちいち放送していないが、国は責任があるため、基準値に満たないという言い訳をしながら、全国に広がったセシウムほかストロンチウムや放射能核汚染を認めたということになる。とりわけ子供が多く飲む牛乳にはほとんどはいっているし、そばうどんなど沖縄そばが安心と思っても、冠水のお水が汚染水のためセシウムがでている。東京や東北の人は、四国や九州や関西の野菜なら安心と思っているが、農水省のサイトをみるかぎりではそうとはいえない。国ではその事実を踏まえ、基準値としてセシウムやほかの核が食品に含まれている現実を知って基準を作っただけの話で、安心かどうかは全く別の話である。

6.規格基準(案)
上記の検討に基づき、以下の規格基準を設定することが適切である。

規格基準(案)
食品区分 放射性セシウムの基準値(Bq/kg)
飲料水 10
Nyfiken
ビタミンウオーターというのがあるが、セシウムウオーターなどあまり飲みたくない。
乳児用食品 50
Nyfiken
国が乳幼児のお菓子乳製品にセシウムが混じっていても問題があまりないと思っていることが間違いである。自分の娘や小さなかわいい息子にセシウムが入っているお菓子を毎日食べさせても平気な親などひとりたりともいない。基準を作ったということは、原材料すべてが汚染されているから、加工食品も汚染されて基準値をゼロにしたら、日本には食べる食品がなくなるということを意味している。深刻な状況を我々に示している。沖縄や九州まで飛んでいるとしたら、韓国も中国まで飛ぶかもしれないが検査のしようがない。すなわち安心して食べられる放射能フリーの食品はもう世界には存在しないということなのだろうか。

ヨーロッパのチェルノブイリのために、ドイツやポーランド、ロシア、ベラルーシ、ウクライナ、スウェーデンでも放射能に汚染された雨が降り、一部の森のきのこやベリーは食べられない。というが、北のサーミ族が住む一部の汚染スウェーデンの森やヤーブラ、ウプサラの北やノーランドなど考えると心配は尽きない。市場できのこがでてきたが、いったいどこの森からだろうとか放射能測定器を近くにしたら、反応するのではないかと私自身は確信を持っている。残念だがたかがエネルギーのために、愚かしいものを人間は作ってしまった。
牛乳 50
一般食品 100


Nyfikenところでセシム137などもう一度どういう健康被害をもたらすか復習してみよう。
生体に対する影響

経口で10000 Bqを摂取した時の実効線量は0.13 mSvとされ、1 mの距離に1.00 MBqの線源があった場合、ガンマ線によって1日に1.9 µSvの外部被曝を受ける[10]。

世界保健機関 (WHO) の飲料水中の放射性核種のガイダンスレベルは、平常時の値は10 Bq/Lで原子力危機時の介入レベルを超えないように環境汚染物質や汚染食品の摂取、流通を制限するための二次的に設定される暫定規制値である。国際原子力機関は介入レベル(敷地外の一般公衆が過度の被ばくを生ずる恐れのある場合は、被ばく低減のための対策をとる。判断基礎となる線量)を3,000 Bq/Lとしているが平常時の値や誘導介入レベルは定めていない。日本では、2011年東北地方太平洋沖地震における福島第一原子力発電所事故を受けて、放射性セシウムの飲料水中及び牛乳・乳製品中の暫定規制値を200 Bq/kgと定め、流通をはかり、一般の日本人消費者は高い値の乳製品、飲料水、食品をとることを余儀なくされた。国際的に批難を受けた後、基準を下げている。

崎山比早子(元放射線医学総合研究所主任研究官)はユーリ・バンダジェフスキーの研究から、セシウム137の重量あたりの蓄積量は、子供は心筋、甲状腺において大人のおよそ3倍、その他の臓器ではおよそ2倍としている。

参考文献
1 厚生労働省 (2011) 放射能汚染された食品の取り扱いについて(平成 23年3月 17日)
2 内閣府食品安全委員会 (2011) 「放射性物質に関する緊急とりまめ」のポイント(平成 23年3月 29日)
3 内閣府食品安全委員会 (2011) 評価書 食品中に含まれる放射性物質(平成23年10月27日)
4 内閣府食品安全委員会 (2011)食品安全委員会委員長談話 ~食品に含ま
れる放射性物質の食品健康影響評価について~(平成 23年 10月 27日)
5 World Health Organization (2004) WHO飲料水水質ガイドライン
6 Codex Alimentarius Commission (1995) CODEX GENERAL STANDARD FOR
CONTAMINANTS AND TOXINS IN FOOD AND FEED (CODEX STAN 193-1995)
7 文部科学省 (2011) 福島第一原子力発電所から 20-30km圏内の土壌試料の Pu、Uの分析結果
8 東京電力 (2011) 福島第一原子力発電所土壌中の U測定結果

(参考)
これまでの経緯
平成 23年 3月 20日内閣府食品安全委員会へ諮問
平成 23年 10月 27日内閣府食品安全委員会より答申
平成 23年 10月 28日薬事・食品衛生審議会へ諮問
平成 23年 10月 31日薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会及び同放射性物
質対策部会開催
平成 23年 11月 24日薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会放射性物質対策
部会開催

● 薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会放射性物質対策部会 [委員]

No氏 名 現 職
1 青 野 辰 雄
独立行政法人 放射線医学総合研究所放射線防護研究セン
ター運営企画ユニット防護ネットワーク推進室調査役
2 明 石 真 言 独立行政法人 放射線医学総合研究所理事
3 浅 見 真 理 国立保健医療科学院生活環境研究部上席主任研究官
4阿南 久全国消費者団体連絡会事務局長
5 石 川 広 己 社団法人 日本医師会常任理事
6 角 美 奈 子 独立行政法人 国立がん研究センター中央病院医長
7 高 橋 知 之 京都大学准教授(京都大学原子炉実験所)
8 田 上 恵 子 独立行政法人 放射線医学総合研究所放射線防護研究センター廃棄物技術開発研究チーム主任研究員
9 松 田 りえ子 国立医薬品食品衛生研究所食品部長
10 山口一郎国立保健医療科学院生活環境研究部上席主任研究官
11 山本茂貴国立医薬品食品衛生研究所食品衛生管理部長

◎部会長
by nyfiken | 2012-07-21 22:21