スウエーデンの面白いものたち


by nyfiken
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日本のジャーナリズム

日本に住んでいた時は、あまり気にしなかったが、原発事故の後、各新聞の論調を見るにつれ、新聞というものは、実は読む人が、書いていることが本当だとつい思ってしまうが、そういう限りではないと遅ればせながら思うようになった。もちろん右左よりといったものさしもあるが、そういうことではない。利権が絡んでいるマスコミということだ。たとえば、新聞社が広告やあるいは母体が利権団体だとする。ノートはいえない。だからそういった新聞は、たとえ素晴らしいジャーナリストがたくさんいたとしても、こと利権がからむ記事については、うのみにせず、ほかの新聞をいくつか読み比べてできたら海外と日本といった風に、ジャーナリズムも一つだけの新聞のみ読むことは、今の時代大変危険である。

たとえば、産経新聞は、原発推進で、鳩山首相が袋小路なんという表現を使っている。全く知らないひとは、え?本当にそうなの。と思う。原発推進派ばりばりの産経新聞は、反原発をする政治家や人を批判したり、マイナスイメージになるように書く。ジャーナリズムの問題点である。読者は、ひも付きということを意識していない。若い人で世に長けていない人は、新聞を読めば世の中のことがわかり、見分も広くなると思う。どういった新聞を読むのか、新聞を読み比べ、違いを知る人が増えたら、世の中は、良くなる。ジャーナリズムは、ひもつきだと公平感がない。日本では唯一週刊金曜日のみだ。残念ながら、世の中のうらが見えてしまうと、昔喜んで読んでいた日本の新聞も色眼鏡や利益集団に都合のよいように、迎合して書いている記事が悲しく見える。
そうして
ちょっと悪意のある鳩山氏に対する新聞の記事を読んで調べてみてわかったこと。なるほど、産経新聞は、
原子力発電推進の広報部門の事業を請け負い、電通や博報堂などと合計で毎年60億円を業界団体から受けている。また、福島第一原子力発電所事故発生以降も原子力発電の推進を主張している。

という文章を読む。戦後一人の人間が作った新聞。広報を広告会社に高額なお金を払って作る。すべて電気代からだ。本当に日本には、ジャーナリズムの公平さがあるのだろうか。
by nyfiken | 2012-07-28 04:18