スウエーデンの面白いものたち


by nyfiken
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シェイクスピアの真夏の夜の夢

16世紀にシェークスピアが書いた夏の夜の夢。時期を5月だという説と、夏至祭のあたりという説があり、ドイツなどでは、最初に夏至祭(6月の20日あたり)が妖精の力が強まるからという所見で先に原題通りに真夏の世の夢と訳した。日本では、最初に坪内逍遥あたりが訳したころは、真夏の夜の夢となっている。6月の夏至祭のあたりに、森に出かける物語をシェークスピアは描いたと私自身は、夏至説を信じたい。すなわち、日本にいた学生のころは、西洋ヨーロッパにおける夏至の頃の意味があまりよくわからなかったが、6月の夏至あたりに、結婚式をしようと計画するのは、当時からあったのではないだろうか。だから5月節や8月節にはどうしても賛成しかねてしまう。さて、シェークスピアのいくつかの作品を過去をさかのぼり、英語で読んだが、結局まだ若い頃は、人生をわかったような気がしていても、深くは理解できなかった(多くの文学作品のように)。笑ってしまうが、この作品は、プロットとしては面白い。ばたばた劇のあとに、結局なんとか納まる。ここに文学者や文学研究者たちが、ジェンダーの問題や、アメリカの研究者などフェミニズムの問題まで及んでシェークスピア解釈をしているけれど、シェークスピアご本人は、どう考えて書いたのだろうか。絵画と同じく、描いた人以外は憶測でしかない。さて、ミッドサマー夏至あたりは、人々は、外にテーブルをだして、いつまでもおしゃべりしている。夜は森の中は虫もたくさんいたことであろう。最近鳥たちもピーチクときれいな声で夜中でも機嫌よく歌っている。鳩は、朝に鳴くが夜はどうやら静かに寝ているようだ。


by nyfiken | 2013-06-16 08:55