スウエーデンの面白いものたち


by nyfiken
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The best prince's wedding speech in the world スウェーデン王子の結婚晩餐会の挨拶



スウェーデンの皇太子が泣きたくなるくらい大好きな女性と結婚したという雰囲気が伝わってくる愛の溢れた結婚式のご挨拶には、王様も王妃も出席者やテレビの中継を観た多くの人が、感動するものだった。それほどカールフイリップの挨拶は、素晴らしいものだった。

今日夕方17時半すぎにストックホルムの街中を歩いていた時に、ちょうどNKの前の沿道を祝福を受け幸せなお二人が目の前を通りすぎた。

多くの人が沿道にいた。なかでも、王家の警備隊が銃剣をもち、4メートルおきくらいに、道の両側に立ち、微動だりせずに、警護していた。隊長が回ってきてひとりずつ前にたち、目をじっと見て、警護の人に、真剣な目で命をかけて守れ!といったようなシグナルを送っていた。軍隊の制服を着た人が警護の前にたち、ボトルの水を一口飲ませる。銃剣は、合図によって、持ちあげて肩にかけると剣先が後ろの方向に向く。

スウェーデンの沿道の人で、国旗を振る人はほとんどいなかったが、お花やさんやスーパーでは、白いマーガレットの花の鉢植えにスウェーデンの国旗がついているのが売られていた。

スウェーデンのプリンスの結婚式が中継されている、SVT.SEでコンピューターでも世界中で見える。
右に写真がでているのでクリックするとスピーチが聞ける。あなたは最高です。愛しています。という言葉。1930年代には一般人と結婚するプリンスは、スウェーデンでは王位継承権を捨てるしかなかったが、今の時代は違う。二人のベルナドット王家のプリンスが、30年代に位を愛のために捨てている。1974年に王位継承権の法律が変わるまでは、階級があるスウェーデンでは、平民と王家が結婚する場合は、王位継承権を捨てるという法律により、何人かのプリンスが捨てている。ちなみに、現在の王家の継承者はすべて民間人と結婚している。
ロンドンで結婚したレナードベルナドット。平民と結婚したために、王位継承権を捨てた。1930年代であり、その後74年の王位継承権の法律が変わり復活することが許されたが、本人は、復活を望まなかったと言われている。


Under the Swedish Act of Succession, a prince or princess marrying without the consent of the Sovereign and government forfeits the right of succession for themselves and their descendants. They give up their titles and assume the family name of Bernadotte. By his marriage on 11 March 1932 he was subsequently stripped of his title, renounced his rights and became Mr. Lennart Bernadotte.

Since 1868, Swedish princes who have lost their succession rights have received noble titles conferred by other reigning monarchs. On 2 July 1951, for himself, his wife and his marital descendants, Bernadotte was admitted by Grand Duchess Charlotte (head of state at the time) into the Nobility of Luxembourg and there as a nobleman called Gustaf Lennart Nicolas Paul Prince Bernadotte as well as Compte de Wisborg.This has been interpreted as the same right to style himself as Prince Bernadotte that his granduncle Oscar had. Counts of Wisborg are considered to be part of the Swedish unintroduced nobility.

King Carl XVI Gustaf of Sweden, who lost the right to confer Swedish noble titles in the new constitution of 1974, still retains the prerogative to restore royal titles, but has chosen not to do so.

Swedish Prince Sigvard Bernadotte Gives Up Throne

王様のおじさまのカールヨハンベルナドットも愛のために王位継承権を1930年代に捨てている。大変興味があるインタビューである。結婚し5人の子供を産んで38歳で亡くなった王妃の母親の思い出が3歳で母親を亡くしているために、末っ子だったために、ほとんど残っていないという。94歳時のインタビュー映像。1987年まで、女性紙の記者と結婚していたが、亡くなった後に、ノーブルのタイトルをもつ未亡人と再婚した。グレタガルボとは以前夫婦ともに親交があった。

King's uncle Carl Johan Bernadott also gave up the title due to his love to commoner when he was young.


男性の継承権を全く意味のないものとして、一番最初に生まれた子供を王様もしくはクイーンとするようにわざわざ法律を変えた。すなわち、フィリップ王子は王様の継承権としては第三番の王位継承権にあたる。日本ならば当然のごとく男系の継承権でフィリップ王子は王様になるが、スウェーデンは法律を変えて、最初に生まれた子供を王女にすると決められた。(女性男性関係なく) 男性のDNAを継承する日本の天皇家と全く反対の考え方をするスウェーデンの王室。

今回の結婚式のお料理を担当されたシェフは、スウェーデンを代表するトップのシェフの集団であり、おそらく王室の結婚式とノーベル賞の晩餐会を含めて今日のお料理は、ベストと想像する。また王様のプリンスに対する父親の思いのスピーチにも心がこもっていた。魚の専門家のフレデリックエリクソン、グランドホテルのマティアスダーグレン、レストランエスペラントのスターシェフ、天才LUXのオーナシェフのヘンリックによるアントレは、海藻を使ったアジア的な要素がはいっている。メインの魚を赤ワインでクレームフレッシュをからめらいずしたものに赤いワインを合わせるというのは、モダンである。ソフィアは魚は食べるが肉をいただかないいわゆる魚+ベジタリアンと言われているために、お肉は好まれないというためのメニューと見られる。すべてがデザイン的にモダンであり、アーテイステックであるが、これほど、スウェーデンのテレビで結婚式の晩餐会をオープンに中継したのは、前例がないようだ。

I am very moved by the speech by prince Carl Philip just now. His love speech to his wife can be the best.In fact the decoration of wedding ceremony is very artistic even the flower arrangement. Princess Hisako attends. The highliht of this wedding banquet is surely " the speech by Prince Carl philip" I have never heard such a heartful speech by any prince that can move anybody's heart. His real love to sophia could have been shown and that can protect her from any critics . The strong love message to new bride from commoner, this message may shut anybody's critic.

Especially I am very inspired the word that Prince Carl Philip said " Sophia gave me an inspiration." That can be the love that most peoples want to have it.He is an artist and artist need inspiration but not tiresome.

The best of this marriage wedding party is "flowers arrangement" too. I have never seen such a flowers arrangement made of 3500 roses.

Entre is made by lux owner chef, Main course is made by Matias Darlen.
Svt.se

テレビの中継は、夜から4時間近い長い中継が、日本ならばNHKのSVTで生中継され終了は深夜となる。週末に天気に恵まれ、世界の王家の人々を迎えて、ガムラスタンの王宮のバンケットルームでは、結婚の宴が終わり、今頃おのおのホテルや宿泊先に戻ることであろう。夜テレビ中継が終わり、そしてテレビニュースで再び結婚式のハイライトの部分が流れた。民放では、韓国とコスタリカの女子サッカーFIFAの試合が夜1時過ぎに放映されている。対岸のアパートの窓に光が多くともっている。週末珍しく夜遅くまでテレビを観た人たちの多いのだろう。宴が終わり、雨が降リ始めた。ソフィアさんは、とても運がいいというより、プリンスいわくハードワーカーで頑張り屋だ。父親の挨拶も非常に印象的だった。花嫁と花婿の親として、最初に王様にお会いした時に、王様より親として平等であることを言われ、扱われました。という表現が印象的だった。王様が平等という言葉を使われたのは、現代のスウェーデンらしい表現だが日本ではそういった発言は、天皇家が一般人の親に対して述べられるとは到底思わない。みちこ様のご両親は、粉屋とさげすまれ、決して同じ食卓で食事に招いてもらえなかったことを考えると、欧米の王室の最近のオープンさは、現代の時代というものが考えさせられる。一昔前のスウェーデンプリンスが、平民と再婚したい時に、30年間もお許しが出ず、年を取ってからようやく法律が変わって結婚できたというロマンスがあるが、最初から、祝福されて結婚にこぎつけたプリンスは、喜びもひとしおと見る。

日本の久子さまがテレビに映っていらした。日本の皇室を代表し、一生懸命に王室外交をしていらっしゃる久子さまには、本当に頭が下がる思いである。



追記:昨日バスに乗ると、隣に座っていたスウェーデンの学生風の女性が、携帯電話で皇太子の結婚挨拶の映像をイヤホンをしながら、観て聴いていた。途中くすりと笑ったのは、おそらくダーラナの花嫁の父親が働いている職場―職業安定所(職業をさがしたり、見つける場所)に向けて車を飛ばした(レーサーでもあるプリンス)くだり?
by nyfiken | 2015-06-14 05:29