ヴァレンタイン、ストックホルム街角生中継
2008年 02月 14日
ストックホルムで、話題のカフェチェーン。ヴァレンタイン用にLOVECAKEカップケーキを発売開始。わたしは、個人的に甘いセムラーマフィンがお好み。エスプレッソハウス店内の映像CM.おもしろいのでちょっとサイトをのぞいてみよう。ヴァレンタイン特集。
ねこちゃんのtusse VS うさちゃんのFRIXIE, そしてわんちゃんSUNUTTEが登場。最後にピンクのハートマークのついたLOVECAKEのケーキが勝という単純なコンセプト。お店の情報は、www.expressohouse.com お店とはなんの関係もないが、店内の映像を作った映像デザイナーに興味がある。わんちゃんスヌッテ、ねこちゃんツッセの名前がたろうとかミーこじゃない。うさちゃんの名前がフリキシー。おもしろいからコーヒーを飲みながら気になってメモをした。スウェーデンのCMは単純明快なものが多い。
お料理雑誌MATが、チョコレート!と大きく見出し。お手製のプラリネの作り方もある。雑誌の情報は、www.allersforlag.seでみてみよう。MATがお料理雑誌のタイトル。
ロシア皇帝が愛したチョコレートはフィンランドのファイザーチョコレート。ファイザーのGEISHA chocolateというチョコレートがおいしい。柔らかいハーゼルナッツのクリーム。。FAYZERとFinland、Geisha chocolateでもしかしたら、パッケージがみられるかも。
ゲイシャチョコレートをピンクの色のグラスに入れ、モエ ェシャンドンのピンクシャンパンと一緒に。現実のわたしは、ヴァレンタイン翌日までやることが山のようにあって、シャンパンなんてどこのお話?という厳しい現実。人生は本当にチョコレートみたいに甘くない。
我が父は、疲れた脳にチョコレートといって、勉強して脳を使ったらチョコレートを食べなさいという。父の秘伝のホットココアは、ロシア皇帝が泣いて喜ぶくらいおいしいのだが、秘伝を伝授されたわたしは、ヴァレンタインはおいしいホットココアをていねいに入れてのみたい。
チョコレートの本をだしているスウェーデンの人に有名なセントエリクスプラン駅下車XOKOやバス3番ノルトウール行きでスルッセンを通り過ぎた次の停留所でおりる本も出しているチョコレートファブリッケン、(ここは日本人がよくいく)NKデパート地下のNKブランドのチョコレート(おいしい)、STURE PLANショッピングもr-る内のガトー。オデンプラン駅周辺”気まま”のご近所ケーキやさんのチョコプラリネはオレンジ色の箱にはいっていて、実は隠れた絶品。特にピンク色のうえにふんわりしろい粉がかかっているのやリキュールがはいっているのは意外においしい。
セントエリクスプランのMagunusさんのXOKOがチョコレートは、有名。ノーベルデザートをてがける有名人のオーナー。南米へチョコレートのルーツをさがし現地取材。COOKBOOKCAFE STOCKHOLMでデザートの本を続けて2冊だしている姉妹のお店も特別なチョコレートデザートがあるかも。そこのカフェは、ベビーカーのお父さんお母さん、フォークユニヴァーシテイの生徒。料理の本が好きなひとたち。そこでたくさんの料理本との出会いがある。オーナーの本ではスープとパンの組み合わせの本が秀でている。
日本のエル雑誌(スウェーデンのelleの出版社の会社はわたしのアパートから歩いて目と鼻のさきにある。)ストックホルムヴァレンタインデザートストックホルム特集コーナーがあるなら、もうひとつおしゃれなレストランのヴァレンタインデザートをあげる。
Luxのレストランはモダンな北欧のエッセンスをちりばめたモダンフレンチレストランで、デザートもおいしい。予約が必要。北欧はおいしいものないですよね。いえいえ。すごいですよ。スウェーデンの若いシェフは。ただし。ちょっとおかねをためてからいきましょう。5回外食がまんして、いちどにあふれる感動をあじわうのもわるくない。今夜はたくさんのカップルでにぎわっていることだろう。
リラエッシンゲンという島にあるが、ストックホルムは島続きなので、バスでもすぐいける。さてそのLuxのチョコレートデザートとバレンタインデザートが、町中のNKデパートの地下、で手に入る。知る人ぞ知るお話。レストランLUXのお皿、ガラスのお皿はニューヨークの中国系アメリカ人のガラス作家のアトリエショップから。お目が高いストックホルム在住の友人才色兼備の女友達がニューヨークでアトリエをさがしあてて、わたしにも買ってきてくれた。わたしの宝物となっている。お皿をみにいくだけでも、Luxでのデイナーの価値はあるかも。シャンペンの泡と南の島の青くてグリーンのシャンペンビーチの色。真っ白じゃなくて、白の深みを感じる色。そう何をのせても美しい。
nkデパートの地下のケーキやパン売り場nkブランドのハートのケーキが、プリンセスタルトの緑が上品なピンク色。あの濃すぎず薄すぎないピンク桃色の芸術的な色。今年のハートケーキはこれ以上上品にできないというスウェーデン上流階級御用達のnkケーキの自信作。また地下のチョコレート専門売り場は、赤いハート一個から、ヨーロッパから世界のチョコが売っている。もちろんnkチョコレートブランドでトリュフがたくさん。
そこで見つけたおや!のチョコは、フランスのサーデンの缶にはいっているサーデンチョコ。SARDINES EN CHOCOLAT AU LAIT.
MILK CHOKOLATE SARDINES.MICHEL CLUIZEL , PARISとなっている。くわしくは、www。cluizel.com
暗いところで走り書きしたので、もしかしたら、Cluizelの最後がlじゃなくてtかもしれない。
おしゃれなフランスのチョコでも、最近入荷したのは、bovetti chocolats フランスのterrassonから
。www.bovetti。注目は中国のシチュアンペッパーチョコ。おしゃれ。
ストックホルムのホットなスポットはpubデパートの3階。友人が最初に教えてくれたカフェレストランと59のセカンドハンドのオーナーが品をいれているという偶然でひさしぶりにいってみたら、新しく生まれ変わっていた。(スウェーデンの不思議。できたばかりが一番いいとき)カフェの奥から外もみえるし、トイレがなかなかおしゃれ。セカンドハンドあり。流行にびんかんなひとにいいかも。ロンドン発お化粧品(品がいい。paul&)も。Paulシリーズのおすすめは、ラメのはいった口ベニ。グロス。
となりにおしゃれなコーナーが。芸者や浮世絵のケースのクリームやボデイジェルが売っている。きれいな赤いジェルを手に塗って、目の横やお肌にも少しつけていたら、店員さんがあわてて飛んできた!”とってもきれいなお色ね。。お肌がきれいになるかんじで、スムーズになったみたい!”。
”あの、それはお顔にぬるものではありません。””え????”はあ??"男性のかたの一部のお肌専用です。””あら。そう。えっ?”あわてて、目のよこにつけたものをテイッシュでぬぐう。目がしみて涙がでてきた。
チョコレートがジャムのような器のチョコレートスプレッド。焦げ茶。茶。白。ついているお筆はなに?ああこれは、食べられますよ。100パーセントチョコレート。体に塗ってもいいものです。ぺいんテイング。エーと。そうですね。チョコはリラックスさせますから。リラックス効果があるしお肌にもいいのですよ。。”。とウインク。
チョコレートのキャンドルやチョコレートのボデイソープジェルもインドチャイラッテのボデイシャンプーもジンジャージャスミンライスクリームくらいに美容と体によさそう。
若い高校生くらいのおにいさんが、きょろきょろしてみていた。
小さな金色のふたつの磁石のようなボール。チョコかしら?なんだか本物の金属の玉みたい。
”あ、それは芸者ボールというのですよ。”
芸者ボールなんてきいたことがない。。メードインアメリカ。下着はメードインイングランド。新しいお店のコンセプトとしては、女性のひとがもっときれいにセクシーになってほしいのがわがお店のコンセプトです。なるほど。。
”筋肉を鍛えるのです。鍛えなければ、筋肉は衰えるばかり。。”とお店のおねえさまがにっこり。
ベルギー産のシナモンと豆乳のはいったNew TREEのcocooNの板チョコをその店でかって、ドロッテイングガタンを歩きながら食べる。
以前に、インドネシアのジャングルにいったことがある。流されたら死にそうな激流の河を特別なワイヤーをつかまり小舟で渡り、観光客がちかずかないジャングルへ。動物学者がかんししている野生さる特別区。デンマークの動物学者カップルの紹介。人脈は尊い。
バナナやえさを舞台のような場所に置いて、遠くから観察。人間と接することがない野生のさる。バナナやえさに最初に近づくのはめすさるや若いさる。
きょろきょろあたりをみまわし、こわごわめすがやってきた。おどおどしてもちゃんとバナナはたべた。若いおすさるが次に。
メスは案外勇気があるのですよ。おすさるは、一番最後にこわごわと。
”いいですか。野生のさるが近づいても、しらんぷりしてください。野生サルは、じゃまをしないとわかったら、おそってきませんから。”われわれは、下をみながら、さるがでてきてもじゃまをしないように歩いていった。
急にうえのほうに、がさがさ音が聞こえた。からかうように、大きな葉っぱを手に持って、ほれーという感じで、おおきく揺らしている。われわれは、一言もいわずに下を見て無視して歩いていた。上からしゃーっと雨が降ってきた。濡れてジャングルのなかをもくもくと歩いた。追ってこなかった。一生に一度生まれて、野生のさるにお小水をかけられた。激流をわたり、濡れてトラックにのりこむ。誰もが無言だった。。おさるさんのお小水ででよかった。べつなものだったら、悲惨。たちなおれない。
あのとき思ったものだ。あのいたずら野生さるに、チョコバナナを食べさせて禁断の実をしったさるにしたら、さるは苦しみもがくだろう。一度知ったチョコバナナの味。今度はおしっこなんかかけないだろう。禁断の実ほしさに、ひれふするだろう。人間は偉大だ。バナナにチョコをかけてしまったのだから。脳の発達は、どんどんこうやって禁断の実をつくりだす。おいしい欲望はとまらない。
ふとそんなことを思いながら、町の本屋アカデミブックハンドレンのカフェでコーヒーを飲む。あんこようかんみたいなねっとりとした甘いチョコケーキを食べながら。英語とスウェーデン語で話している刈り上げヘアの東洋人おねえさんがふたりで話している。外はもう暗い。キャンドルがゆれている。群れゆく人は足早に通り過ぎる。雪のない2月のストックホルム。春はもうすぐ?異国でであったゲイシャチョコレートとゲイシャボール。さあ、今夜はST VALENTINEの曲でも聴こう。