スウエーデンの面白いものたち


by nyfiken
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旧市街ガムラスタンの夜&アイスバー

スウェーデンのテレビで連日、欧州サッカーの生中継が、ウイーンとスイスから放映された。街の中心クングスゴーデン王様の公園の中に特設スタジオを設けて、ゲストを迎えて、同時に中継。ピザやすしのお持ち帰りをもって家路に急ぐひとたち。ガムラスタン旧市街のアイリッシュパブの前を通る。いつものように常連で仕事帰りは、にぎわっている。北欧の中のリトルイギリスかアイルランドの雰囲気。ウイスキー、スコッチ、アイリッシュウィスキーのそろっているのは、スウェーデン人コレクションおたくの気質。博物館みたいにそろえないと気が済まないバイキング気質は、世界からおいしいものや美味しい美酒をかき集めてくる。


今、この街にないもので、わたしが、東洋の美酒とよぶもの。8年以上の美酒紹興酒花彫酒だ。(スウェーデン人はまだ、中国の白酒の存在しか気がついていないよう。日本酒の新しいスタイリッシュなボトルを真似したようなスウェーデンやヨーロッパむけの白酒がスウェーデンのグルメ雑誌に登場。強すぎるので、北部の中国人なら飲むだろうけど。本来なら食事にあうのは、紹興酒である。どこの中国レストランでもおいていない。棚のお飾りだ。棚の上の紹興酒をいただきたいわ。というと、たいていはアレはお客様お飾りです。といわれる。


余談だが、温めてお砂糖をいれて飲む飲み方は、日本独自スタイルだ。上海の友人は、温めた紹興酒に卵をいれて、豪快に飲む。北京のオリンピック、旅行でスウェーデン人がこの夏、中国に行く。花彫酒に気がついてほしい。先日、テレビの中国の北京お料理ワイン特集。スウェーデンのマスコミで有名な男性ワイン評論家がでていた。彼は朝の番組に、今日のおすすめワインコーナーを持っている。このワイン評論家は、気前がとてもいい。ある日、司会者や出演者が、今日のおすすめのこれは、なんですか?評論家は、おすすめの一本をテーブルに。一本が50万円のフランスワインがでた。いつもは、お手頃なお値段でおいしいワインをだす。出演者全員えさをまつわんちゃん状態に。心はそぞろに。司会者が、話をしていてもうわのそら。ぼくのことも忘れないでね。という目配せ。ぼくちんにも。ワインをグラスにゆっくりと注ぐワイン評論家。乾杯!といってごくりと飲んだ。朝の番組。いやああーー。やっぱり美味しいですねえ。番組最後に、みんな顔を赤くして、嬉しそうだ。美酒は、人間をひとときの幸福に導く。生きていてよかった。辛いけどやっぱりいいこともあるね。と確認するひととき。出演者の幸福感がしっかりと画面を伝わってきた。

テレビの北京ワイン特集に、中国のワインメーカーの強い決意も伝わってきた。長城ワインは赤ワインのほうがわたしは個人的に好きだ。国家政策で、科学者の卵をたくさん外国で学ばせている中国。中国の青島ビールの味を決める社命をかけて送り出されている中国人女性と飛行機で隣同士になったことがる。ビジネスクラス。ドイツのビールの研究。夫は日本で勉強。中国の強いところは、女性ものばす中国人男性夫の存在がある。いずれにしても、彼女が、今の青島ビールの中枢部にいることは、間違いない。留学で博士課程をとり、そしてどうやったら美味しいビールの味をだすかをドイツで研究しているという。化学者になろうと思って大学で勉強したていたが、父親が、人に喜んでもらえる仕事をしなさい。ふと思い立ってビールの道へ。青島ビールの研究室につとめ、ドイツ留学を。青島ビールは、ドイツの植民地だった歴史を今に伝える。地ビールを水のように飲むドイツ。ワインを水代わりに飲む父親を持つポルトガル人友人を思い出した。

中国全体を、フランスやイタリアの先進国ワインファームのノウハウを生かして、ワイン畑計画が進んでいると、地図で将来図を指す専門家。ワインを欧米に輸出したい。高級な中華というたばこを作る中国だ。今に美味しい超高級ワインもできあがるだろう。上海の有名フランスレストランで世界の古い年代物コレクションになるワインを集めている。日本経由でフランスから輸出されるが、日本のフランスレストランのコレクションも度肝を抜く、すばらしいコレクションは、北京オリンピックにも、多くの観光客VIPの胃袋を満たすだろう。農民が、汚水がでてくる水道で、困っている田舎と、摩天楼のレストランで古箏の静かな音楽が流れるアンテイック家具に囲まれた美しい老中国に酔いしれる中国旅行者たち。中国がヨーロッパ人旅行者に与える旅行のうたい文句は、ラグジュアリー中国旅行というのは周知のコンセプトである。


中国内でのワイン畑のプロジェクトを説明するGREATWALL ワイン専門家のコメント。興味深い。スウェーデンワイン専門家は、顔を赤くして、現地北京のレストランから中継。中国ワインと満漢全席料理に舌鼓をうち感動していた。残念ながら、花彫酒紹興酒にはふれず。

そこで、わたしは叫ぶ。ヴァイキング諸君。グルメ雑誌のライターたち。君たちは、ちょっと遅れているぞ!日本酒に気がついても、花彫紹興酒に気がつかないなんて。安いのでもいいが、やっぱり8年以上に目をむけてほしい。味が違う。

中国人と日本人とタイ人が同じ顔にみえて、まったく見分けがつかないうちは、紹興酒の味もわからないかも。とちょっと皮肉をいいたい。イギリス人やフランス人の大陸のほうが東洋人にふれる機会が多い。植民地が東洋にあった国と東洋から孤児を養子でもらってめずらしがって育てる北欧人。東洋人を中華料理屋さんの主人や従業員しかしらなかったバイキングの国の違いは大きい。


現在、スウェーデンにいるタイ人がアジア人では一番多い。直行便、タイが旅行で一番人気という背景。もしかしたら、中国がそれに、いつかかわるだろう。今、ストックホルムから安く中国上海へ行ける。シーズン中ならなぜかKLMでオランダ経由で10万円以内だ。シーズン外なら、フィンエアで名古屋が10万円。フィンエアは、アジア路線に力をいれいている。わたしは、ルフトハンザでドイツ経由、オーストリア航空でウイーン経由。ブリテイッシュエアでロンドン経由。SASでコペンハーゲン。全日空でパリ経由などその時の値段で決める。



余談になるが、タイのシンがビールの大瓶が、最近でてきた。インドのCOBRAの大瓶もでた。フィリピンやシンガポールのサンミゲルビールも最近の人気。キリンやアサヒはお寿司屋さんで。ROPPONGIの日本レストランではおいしいキリンビールの生ビールがいただける。キリンの生を飲みたくなったら、フリーデムスプランのROPPONGIレストランへ行ってみよう。餃子は美味しいのでビールと餃子で十分いける。

日本人には、紹興酒の8年もの以上を飲んで欲しい。日本では、8年以上は、横浜中華街に売っている。12年以上は、舌がとろけていく。高級な花彫酒にお砂糖はいれてはいけない。(ウイスキーにお砂糖をいれて甘いリキュールにしてしまうのと同じだからだ。)アジアは近くて遠い。ストックホルムに一番近いアジアはバンコクだ。ヨーロッパの北の人たち、バイキングは外国文化に対する興味が、人一番強い。。タイ料理は、旅行して大好きになって帰ってくる。普段働いているスウェーデン人たちは、海外旅行太陽がいっぱいが、自分達へのごほうびでありサプリメント。太陽をもとめて、冬に海外へでていくスウェーデン人の冬のスケジュールは夏にきまる。7月バカンスの季節がもうヨーロッパでははじまる。南へ。これが合い言葉だ。太陽がいっぱい。太陽の下でまどろむ。青い海のきらきら水面が光る波をみながら、冷えた白いワインをきゅうっと飲む。白砂の上に大の字になってねころぶ。貝殻を拾う。水着を買ったり、パレォや海辺用のバスタオルも売り出された。今のスウェーデン人の脳のなかは、夏モードだ。

旧市街の古い建物の一階と地下にあるアイリッシュパブは、古い17,18世紀の建物などがそのまま建つ石畳のガムラスタンの中にある。ふんいきがある。先日、日本からお客様が10人以上ストックホルムへ。パーテイのあと夜の街に繰り出すことに。アイスバーでスウェーデンをイメージした黄色とブルーが美しいブレンドウオッカを氷のグラスで注文。エスキモーのような宇宙服を着ながらマイナス温度の中で乾杯。スウェーデンのエレクトロニックポップががんがんかかっているアイスバー。スウェーデンにビジネスでも旅行でも訪れたときは、是非一度話の種に行くべきところ。中央駅の空港行きエクスプレスの電車がでるホームから歩いて3分。NORDICLIGHTホテルの一階にある。


まず予約をする。待っている間ホテルバーでビールを。熱帯魚がすいすいと泳ぐロビーバーで気分よく生ビールで乾杯。それから、予約の時間がきて、アイスバーへ。新婚旅行だったら、あそこで愛の杯(かための誓い)、あるいは婚約をする記念の杯はいいかもしれない。3.3.9度というのもありだ。”わたしたち、ストックホルムのアイスバーでこのたび、婚約しましたー。”宇宙服みたいなシルバーのぼうしつきをきて、きれいな色のウオッカをアイスグラスに。ふたりで乾杯している婚約もしくは結婚写真を携帯電話でそのまま配信はどうだろう。みんなまわりで踊りながら、フラッシュをたいて、かなりハイになって盛り上がっているいるふんいきが、地球の反対側に伝わるだろう。夏ならなおさら、いい。

アイスバーのあとに、ストックホルムの夜の案内役。そのままタクシーで、相乗り。中央駅すぐガムラスタン旧市街まで。旅行者は、タクシーを数人でわけて乗ったほうが近場は、電車代より安くつく場合がある。初乗りが電車は高い。4人ならガムラスタンなどだとおつりがくる。めざすアイリッシュパブは、ガムラスタン勤務の法律家や企業、ビジネスマンに人気がある。ストックホルムの街にはパブがたくさんあるが、アル中おばさんやおじさんが酔っぱらって目がすわっているような、ちょっとのパブもあれば、おしゃれな雰囲気のパブもあるので客層をみてみよう。お酒の値段は、あまりかわらない。


スコッチやアイリッシュウイスキーの詳しいひとならば、ガムラスタンのWILLIAMへいってみよう。火曜日の夜は生演奏があってふんいきがいい。従業員のほとんどがアイルランド人やイギリス人のバイトの女の子。スウェーデン語のクラスの同級生のイギリス人とアイルランド人は、ガムラスタンのパブでつとめていた。スウェーデン語がしゃべれないイギリスからやってきた若者がまずバイトするのは、スウェーデンのアイリッシュパブ。彼らのスウェーデン滞在理由は、彼女や彼氏がスウェーデン人が多い。出会ったのは海外。バイキングは、帰巣本能が案外強い。海外で暮らしても、彼女や彼氏をつれて、スウェーデンに戻ってくる。スウェーデンのほうが医療費も無料だし、学校の教育もほぼ無料。冬の暗さと寒さを除くと過ごしやすい。スウェーデンなら住んでみたいという外国ジンも多い。


貧しい国出身の相棒はほとんどが、彼しか彼女がいるスウェーデンに住む。せっせと家族に送金。もしくは発展途上国タイなどは、田舎に豪邸プールつきが建つ。ストックホルムで掃除夫をしながら、タイの田舎に大豪邸をたてた女性の武勇団にはことかかない。フィリピンなら、親戚が少しずつ移る。妹。弟。兄そして兄嫁。じゅずつなぎのように。イギリスの面白いコメデイ番組で、おなかをかかえて笑ったものは、テイントンというタイ人女性と結婚したイギリスのおじさん。料理が上手で気だてのよいテイントン。アパートで平和に暮らしていた。知らないうちに、母親が。最初は、両手を合わせて、家の隅に小さくしていた。そのうち弟が。ある日家に帰ってきたら、ドアをあけたら、アパートはテーブルが何卓もあるTINTONレストランに変っていた。母親はキッチン。お化粧をしてテイントンは愛想良く注文。弟はレジで会計。ドアをあけて、びっくりしたイギリス人は、居場所がなくてドアを閉めて外へ。今のアジア系移民のパワー。おじさんと結婚して、それから家族がみんなきて、彼は蚊帳の外。


スウェーデン人男性の中には、こういったドラマを現実のものとしている人もいる。しかしながら、どっちもどっちの話も聞こえてくる。女性に働かせて、自分は、ピンハネして、3年間永住権をとるまで、王様のような暮らしをする悪い男性もいる。彼女が去ったら、またインターネットでタイ人女性を。反省がない悪い男は、スウェーデンにもいる。日本の赤ずきんちゃんは、気をつけよう!!ロンドンのTINTONだったら、笑えるけど。スウェーデンのTINTONは、どうなのだろう。


オーストラリア人もいる。余談だが、アメリカ人が経営しているアメリカングリルのお店は、日本レベルのサービスが受けられる。マニュアル通りにアメリカ式のウェーターやウェートレスのオーダーのとりかたなど接客が徹底している。注文をさっととりにくる。可愛い若い女の子が選ばれているのも、資本主義アメリカスタイルビジネスだ。スペアリブやイカリングなど日本人におなじみのおつまみがたくさん。子供を遊ばせる場所もあって、子持ちおとうさんおかあさんも、ゆっくり友人達とビールを飲めるサービスがすばらしい。

ガムラスタンのアイリッシュパブ。夜、2時閉店。おしゃべりに夢中になり、スコッチウイスキーやアイリッシュウィスキーで盛り上がった我々は、帰途につく。黒髪グリーン色の目のハンサムなアイルランド人のおにいさんが、一杯ごちそうしてくれたおすすめは、レッドブレスト。ふくよかなまろやかな深い味。このレッドブレストは、すっかりわたしのお気に入りになった。別名ストックホルムガムラスタンのレッドブレスト。ウイスキーは女性の香水に似ている。一杯の味わいとともに、思い出すその時の夜の香りや音声やふんいき。映画のワンシーンみたいに、インプットされる。男がウイスキーを愛する理由がふとわかる。わたしは、イギリスのドラマが好きだが、探偵ドラマでも、メロドラマでも、イギリスの村のパブに村中の人たちが集まる。仕事かえりの一杯。あの雰囲気が好きだ。”じゃあ、わたしに一杯おごらせて!”というパブ文化に、アングロサクソンのドラマがある。残念ながら、スウェーデンは税金が高すぎて、アル中を作らないためにお酒に高い税金をかけている。消費税が25パーセントを日本の政府がいいだしたら、即日政治家は政治生命を失うだろう。


お店をでて、周りをみまわしたら、まだあいているお店があったのにはびっくりした。観光客がたくさん集まる場所ガムラスタンは、昼も夜もにぎわっている。タクシー。白タクも多い。アフリカ人の白タクの車。ぼられるので、おすすめはしない。安全のために、やはりきちんとしたタクシーに乗ろうとひとこと。ストックホルムの夜は、比較的安全ではあるが、旅行者は、どこに行っても気をつけるべきだ。パリの夜のタクシーで、殺されたスウェーデン人の旅行者など、スウェーデン人女性がロンドンやパリで事件に巻き込まれるニュースも最近聞く。一人旅は、気をつけるべき。一人旅で思い出す。

フランスに行ったときだ。知り合いの旅行代理店の友達から直前キャンセルで安いから行かない?こんなに安くなんていけないわよ。香港経由パリ行き。どう?と仕事先に電話がかかってきた。うーんと3分考えて、行くことに決めた。香港パリのキャセイ航空。帰りは香港から上海に飛んで。とパリ香港上海の3つの空気を吸ってみたかった。急な出発なので、もちろんホテルはとらない。図書館にかけこんで、ガイドブックを2冊借りる。鞄ひとつに、日本の着物もいれて、でかけた。パリについて、空港のインフォメーションで、目星をつけたホテルに、連絡してもらう。予約をしてもらう。フランス人は、親切である。女性が多く泊まるプチホテル。大きなホテルより町中の中庭があるホテルは、悪くない。場所は16区か17区に限定する。ヨーロッパの女性が多いホテルはこぎれいで、女性の一人旅にはぴったり。周りの建物が、パリらしくていい。北駅周辺や観光客が多いモンマルトルなどは、ちょっとがさがさしている。

夜凱旋門の周りで、17区のプチホテルへ帰るのに迷子になってしまったことを思い出す。夕方買い物から帰った。疲れたのでホテルで食べようと思い、部屋で食べるお総菜などを買い込んだ。ところが、通りの名前がみつからない。ぐるぐる凱旋門に放射状にのびている道。遠くにいくほど中心から離れていく。渋谷のパルコよりか東急ハンズか東急本店へ行く道を間違って歩くのに似ている。

凱旋門の周りを通りの名前を確認しながら。ぐるぐると何周も回った。携帯があったのでホテルに電話をして、行き方をきいた。2時間も迷ってぐるぐると同じレストランやカフェの前を通り、ようや区たどり着いた時間はすでに9時をすぎていたことがある。凱旋門はライトアップされてきれいだった。夜オートバイを飛ばすひとたち。何人かの日本人のおじさん達がレストランへはいるところをみた。


2時間近く迷って、そのおじさんたちが”ああ、おいしかったですねえ。”とお店をでてきたところにも遭遇。おじさんたちは、ちらりとわたしをみる。このおねえさんは、さっきもみかけたなあ。何をやっているんだろう。といった顔で、おなかをすかしたわたしは、途方にくれる。なにより買い物袋に入ったのが重い。お総菜やさんのフランス総菜。山羊のシェーブルチーズ。おいしい焼きたてのパン。デザートルバーブタルト。小さなボトルのシャブリのワイン。一人旅は、夜ひとりでレストランでいただくより、ランチは美味しいレストランで、夜はテレビでもみながら、ゆっくり美味しい総菜をつまみながらチーズとパン、そしてワインが私の好きなスタイルだ。重い足をひきずって、ようやくホテルにたどり着いた。


熱いシャワーをあびて、バスローブにかえ、テレビをつけて、中庭が見下ろせるホテルの部屋でようやく晩餐。とろけるように美味しいシェーブルチーズ。やっぱり美味しいシャブリの白ワイン。感動するルバーブのパイ。美味しいお総菜は、完璧だ。さりげない普通の野菜料理。お総菜が美味しい。もちろんパンは、いうまでもない。


一人旅は、若い女性なら、誘ってくる男性がいたら、その人の手をみることだ。爪をみること。たいていは見知らぬ男性達には、警戒してもしすぎることはない。北欧女性は、人の目があるストックホルムや街や村では、めがねをかけて、ビジネスウーマンだが、一歩飛行機にのったあかつきには、ヤッホー!!!!!!(100回この!がつく)アバンチュールの女性に変身する。(そうでないひとも多いが傾向としては、海外でのたががゆるむ傾向が北欧人)ヨーロッパ各地で、現地の男性にだまされたり、みぐるみはがされたり、殺されたりする若い女性のニュースが新聞でよくみかける。ギリシアの島で、ヨーロッパ人女性を待ち受ける若いジゴロたち。アフリカの避暑地で、お金持ちのヨーロッパ人おばあさんからおねえさんまで、待っている若い男。タイの島で、世界中の金髪のおねえさんを待っているわたしの知り合い。夏にはいろいろなドラマがありそうだ。でも日本の赤ずきんチャンたち。気をつけてね!!青ずきんちゃんのおにいさんも。今は男性もねらわれる複雑化した時代だ。

旧市街ガムラスタンの夜は静かにふけゆく。デンマークの王様とスウェーデンが戦った名所。血の海になった石畳の中心は、観光客であふれ、教会がみおろす。鐘がなり、カフェで一息つくひとたち。王様も執務をする。細い車が入れない石畳が残ったのは、愚かしい戦争にスウェーデンが参戦しなかったからだ。戦争で焼けることはどういうことかとみたかったら、ドイツの大都市にいくといい。もちろん東京も焼けたから今の戦後の東京がある。戦争をしなかった国がどういうものかみたかったら、ストックホルムのガムラスタンを訪れるといい。戦争をしなかったスウェーデンは、オスロやコペンハーゲンの建設ラッシュに競争心をむらむらと。ぼくたちだって新しい建物を作って高い建物を建てるんだ!と張り切っている。北欧建築ブーム。東京や上海やシンガポールに旅行にいって、彼らは東京タワーで止まっているタワーやたてものにがっかりする。わたしたちだってスカイスクラーパ摩天楼がほしいのよ!CENTRAL PARTYがはい高層ビルが建つという話が聞こえてくる。


気持ちはわかるが、美しいヨーロッパの町並みは壊さないでね。とわたしたち。自分たちはアメリカのニューヨークのようにスカイスクラーパーを建てる。ストックホルムはだめ。古い町並みを残して!!と矛盾をいう。いいのよ。ニューヨークみたいに東京や上海がなるのは戦争でやけたから。、ストックホルムは、古いたてものを壊さないで。テレビタワーやゴンドレンがあるじゃない。。建築物で市が、壊す決定をしている建物や立て替えは、1960年代に建築ラッシュでにわかに建てられた安普請のアパートが多いという。欠陥建物の苦情は新聞にものる。

ストックホルムに来た日本人のカップルの一部はノルウェーへ、他はパリへ飛んだ。パリは建物のしみまで絵になりますからね。犬のうんちだってうつくしい。今度生まれるなら、パリのすずめでも。ストックホルムは、清潔な感じのクリーンできれいな都市ですがね。色気がちょっとたりませんな。建物のしみの色気ですよ。ふらんすびいきの友人はそういって、パリ行きエアフランスに乗り込んでいった。

美しい建物のしみまで絵になるパリの16区。デコラテイブな美しい建物は、ストックホルムにないわけではないが、70年代に荒れていた建物も、ずいぶんときれいになったと、知り合いの教授はいう。ふと同じく古い建物があまりペイントされずに古めかしいロシアの都市を思い出す。電気代がだせず、メインテナンスのお金がなくなると、暗くぼけた都市になる。ストックホルムの高い税金や、男女平等で国民が働いている国だからこそ美しい都市が保たれる。


旧市街ガムラスタンを歩きながら、いろいろなことを考える。
by nyfiken | 2008-07-01 18:13