スウエーデンの面白いものたち


by nyfiken
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北欧クリスマスジンジャークッキーPepperkakaとフィンランド風ペッパーカッカケーキ

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クリスマスに欠かせない北欧のクッキー。スパイスの味が。食べる時は、スパイスのきいた甘い赤玉ポートワインのようなものを人肌にあたためて、デミタスカップにいれて、アーモンド3粒くらい干しぶどう5個くらいいれて、小さなスプーンをそえて。一緒にたべるのがとってもクリスマスらしい。
ペッパーカッカの歴史。アメリカでは、GINGERBREAD MEN COOKIESという。アメリカのクッキーは、少しあつめ。北欧のクッキーは薄い。参考アメリカのジンジャーブレッドマンは、こんなかんじ。

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実は、このアメリカタイプと北欧タイプは異なる。
むしろこういうイメージ。
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これは、スウェーデンのお菓子の歴史より。去年、スウェーデンで一番美味しいと選ばれた昔ながらの手作りをしているペッパーカッカのブランドから。英語では、GINGERBREAD BISCUITSの歴史。もともとは、ドイツやイギリスから15世紀にスウェーデンにはいってきた。ドイツの修道士が、ビスケットをドイツからもしほんだもの。

もともとのオリジナルの国からは消えて、北欧にその修道士がもちこんだオリジナルの形が残る。いくつかのスパイスをいれたスパイスクッキーなのに、どうしてジンジャークッキーとなったの?当時ひとつひとつのスパイスの味の違いをいえない北欧のひとたちは、その一番顕著なジンジャーのスパイスをとって名付ける。

The first gingerbread biscuits came to Sweden in the 15th century. At that time it was the German monks who imported the biscuits, although they had been in existence both in England and Germany for many years before they came to Sweden.
Through the years the tradition of gingerbread biscuits has disappeared from the countries of its origin, and is now seen as a typical Swedish and Nordic tradition. The gingerbread biscuit was so called because in older times people could not distinguish between different spices, and the dominant taste gave rise to the name.
最初の頃のジンジャークッキーは今のように、茶色の色をしていず白色だったが、キャラメルでかざったりしてた。19世紀までその形のまま。そして1830年に、クッキーの色が変る。そしてハートの形がとってもポピュラーになる。古い北欧のハートのシンボルはいつも、女神や優しさ、と関連つけられた。おそらく、ジンジャークッキーはハート型のクッキーからスピリチュアルなライフスタイルの提唱といった考えも。今日においては、ハート型のクッキーをたべることによって、いい心の人間になるといった縁起を担ぐものとしても知られている。善人になるために、クリスマスにハート型のクッキーを食べる。
The first gingerbread biscuits did not have the familiar brown colour of today, but were white and often decorated with caramel. And so the tradition remained until long into the 19th century.

It was in 1830 that the colour began to change, and when the popular heart shape was introduced. The heart is of old usually associated with goodness and kindness, and perhaps the idea of the influence of gingerbread biscuits on spiritual life stems from the heart-shaped biscuits. Today it is well known that you become good-natured by eating gingerbread biscuits.

50年前までは、お菓子メーカーが大量にビスケットを販売するといった産業はなかった。今日スウェーデンでは、一番古いジンジャークッキーのメーカーとして、長い伝統をふまえ、ビジネスが40年代にはじまった。ふたりの兄弟が、家につたわるレシピをけんきゅうして、そしてたちあげたもの。それからレシピがかわっていない。
The sale and production of gingerbread biscuits on a large scale did not start until more than 50 years ago. Today Nyåkers Pepparkakor is the oldest gingerbread biscuit bakery in Sweden, with a long tradition and behind it. The business began in the 40s when two brothers from Nyåker got the idea to distribute the gingerbread biscuits that had been baked for generations in the home in Nyåker, a district which was already famous as the Promised Land of gingerbread biscuits. The two brothers worked out a recipe for the gingerbread biscuits and began to bake them, and in fact this recipe is still used today and is a very well preserved secret. Because Nyåkers Pepparkakor have their own recipe they also have a very special taste, and therefore can never be confused with other varieties.

The business has become bigger and bigger through the years, and today Nyåkers Pepparkakor are not only sold in Sweden but also in a number of different countries around the world. Yet even if the business has become bigger the biscuits are still baked in the same way as when the company was first established. Which is why the company's motto remains 'A taste of tradition'.
ビジネスはおおきくなり、近年拡大しているが。スウェーデンのみならず、外国でも販売をしている。ビジネスが拡大しても最初にはじめた方法で同じレシピで伝統の味にこだわって作る。
モットーは、”A TASTE OF TRADITION”伝統の味。を守ること。

以上スウェーデンのクリスマス菓子ジンジャービスケットで一番をとったお菓子メーカーのサイトより。企業姿勢が、とても好感がもてる。
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さて、フィンランド風柔らかいスパイスケーキをつくってみよう。クリスマスのケーキ。北欧のスパイスケーキで、コーヒーにとてもあう。レシピは、次のとおり。フィンランド風オリジナルレシピ。だれでも簡単に作れる一番シンプルなレシピ。

Ingredients:材料
90 g butterバター(無塩でもなければ、普通のでもOK)
12,5 cl buttermilk サワーミルクどうしてもなければ、生クリームにヨーグルトをスプーンすこしだけまぜる。
1 egg卵
150 g brown sugar茶色い砂糖
175 g flour小麦粉
1 ts 1こさじスプーンbaking soda重曹
2 ts 2こさじスプーンgingerジンジャーのスパイス粉
1 ts cinnamon1小さじシナモン
1/2 ts grounded cardamom小さじ半分カルダモン。でもハッピーになりたいひとは、多めに。(カルダモンには、気分を明るくする作用がある)
30 g almond mealアーモンドのこな。

Preheat oven to 175 (345 F).オーブンをあらかじめ175度にあたためて。Line the base of a 20 cm square cake tin.20センチのスクウェアのケーキの型。くっつかないようにパラフィン紙をしいてもいいし、ない場合は食用オイルかバターで。マーガリンでも。
Heat butter in saucepan over medium heat until it melts.Off the stove when cooled down a bit add buttermilk.Beat egg and brown sugar together and add to liquid mixture.
Sift flour, baking soda and spices. Add almond meal.Pour liquid mixture in the center of dry mixture.Stir until texture is smooth and fluffy.Bake for 25 to 35 minutes depending on your oven.
バターを小鍋でとけるまで弱火で。ガス台からはなして、すこしさまして、それからバターミルク注釈)フィンランドではスウェーデン語を話すフィンランド住民により、FILといわれるバターミルクサワーミルクがある。スウェーデンにたくさんあるフィルミルクのように種類はフィンランドではないが、FILBUNKE 。スウェーデン語を話すフィンランド住民は、サワーミルクともいう。サワーミルクは現在使われるfilmjölk やフィンランド語のpiimän は牛乳の発酵食品であるが、もっと味はヨーグルトより柔らかい。

InFinland Swedish, a dialect of Swedish spoken by Swedish-speaking Finns, fil in Finland is the equivalent of filbunke in Sweden. Not all variants of filmjölk are found in Finland, normally only filbunke and långfil. Swedish-speaking Finns usually use the word surmjölk, which is the older name for filmjölk (also in Sweden) or piimä (in Finnish), which is a fermented milk product that is thinner 。
(サワークリーム)フィンランドでは、FIL。卵をブラウンシュガーと一緒にあわだて、とけたバターに入れて一緒にする。(A)小麦粉をできたら、もっと細かくきめが細かい物にするためふるう。重曹とスパイスを一緒にふるう。アーモンドプードルを加える。みつからないひとは、アーモンドを買ってきて自分で粉の状態にミキサーもしくは、すりこぎなどで。Aを粉の真ん中をくばませて、流し入れ、スムーズに生地がなるまで、25から30分オーブン次第で、焼いてみよう。柔らかい北欧風フィンランドクリスマススパイスケーキのできあがり。

日本人は、白いケーキと赤いストロベリーが好き。北欧のお菓子はスパイスの味。色は茶色が北欧らしい。スパイスのないケーキやクッキーは、スウェーデンやフィンランドでは、あんこの入っていない大福まんじゅうみたい。フィンランド風クリスマスケーキにイチゴと生クリームで飾り付けしてオリジナルなケーキに挑戦しても面白いかも。世界にひとつしかない手作りのケーキは、愛情がこもっていて家族も子供達も泣いて喜ぶはず。あるいは大好きな彼か彼女に手作りのクリスマスケーキも喜ばれるはず。

私個人は、なにも飾らずに、フィンランドやスウェーデン風のスパイスケーキに、ホオズキと黒いベリーを飾って、冷凍のブルーベリーを。白い粉砂糖を雪のように。大人のシックなケーキができあがり。ちょっと贅沢に、ビターチョコレートを小鍋で湯煎して、そこにブランデーかコニャックを注ぐ。お皿に切り分けたときに、小さなピッチャーにブランデー著コレートソースを添え。お好みで、かけていただく。お子さんがいらっしゃる家族には、フィンランドかスウェーデンの小さな旗を作って、それを飾ると北欧スタイルのふんいきがちょっと楽しめるかも。

ロシアスタイルならば、シフォンケーキに、アイシングをして、カラフルな飾りをうえにたくさんちりばめる。決め手は乳香の香りのキャンドル。ロシアのウオッカ。赤いいろのボルシチを。シンプルで美味しい。アントレはキャビアいくら。アカと黒を2種類。甘くないパンケーキ(クレープ)を焼く。サワークリーム。デイルなど少し飾ってみよう。黒パンは、市販されたもので。ボルシチにはたっぷりと刻んだパセリをボールにいれて、好きなだけとっていだだく。もちろんサワークリームがなければ、ボルシチは、なりたたない。真っ赤なきれいな美しいアカのボルシチはたっぷりと贅沢に本物のビーツを買ってきて、最初に皮ごと茹でてから使う。たっぷりとキャベツをきざんだものをいれ、ジャガイモ。にんじん。ことことと牛肉を煮込む。温かくなる一品。
by nyfiken | 2008-12-20 22:54