スウエーデンの面白いものたち


by nyfiken
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Wokってなあに?

ランチの時間。チャイニーズレストランと思って入ったレストラン。確かにメニューはスウェーデン語でかかれているものの、チャイニーズぽい。中国レストランはよくみたら、WOKレストランと強調している。普通のチャイニーズとWOKの違いは、テーブルの上にチリガーリックだの、スイートチリソースだのマギーソースなどのびんがたくさん立っているのがゥオックレストランと思うといい。がそのことを思い出したのはテーブルについてしばらくしてから。

怪しいタイ風のチキンいため。牛肉と野菜のいためは、オイスターソースとスイートチリソース。それを読んで??????味が想像できるようなできないような。パスタ炒め。PASTA WOKランチ。パスタ炒めチャイニーズは、ちょっと違うような。そこで頼む。炒めヌードルにしてください。パスタじゃなくて麺ね。おねがいしたら、チキンいために、ヌードル代10クローネプラス。89クローネというのは、やく1500円以上。ランチ。

日本なら、380円の日高ラーメンのほうがよっぽど美味しい。最初に、ヌードルスープはないのかしら?ワンタンは?NOというときに、気がつくべきだった。わたしも、インテリアや看板についついチャイニーズと思ってはいった。もちろん普通のスウェーデン人労働者には違いはわからないかもしれない。

でてきたのは、ぐちゃぐちゃに炒めた油っぽいやきそばに、ブロッコリー、シナチク、ねぎ。味付けは、オイスターソースにタイのスイートチリ。それにお醤油をいれて、塩胡椒したような味。うーーーーーーーん。とほほほほ。とまんがならルビが。

ちょっとだけグリーンカレーのもとみたいなものがはいっている。すなわち、これでもかこれでもかの4重奏。タイも中国もスイートチリ。これが、はっきりいっていただけない。こんなのを子供から食べなれたら、絶対味音痴になってしまう。(ごめんなさい。スウェーデンのWOKでの料理は、タイと中華をまぜたのに、チリスイートガーリックソースをごちゃごちゃいれたらいいんと違う?とまでいいたくなる味。もあるが、一品だけ試して断言するのは悪いのであとは、各それぞれの判断。

アジアがひとつの中華鍋で一体化している。しょうゆとスイートチリソース、オイスターソースにマギー、味の素、チキンコンソメとが一緒に合体しそこにさらに、タイカレーペーストなどをいれる。ちょっと男の料理ためしてがってんという体育会系。ごついけど、おなかがすいたらたべられるかなあといったのが、たまたまはいったところのお味。他は違うかもしれないので、WOkがいいとかわるいとの限定はさけたい。いや、珍しもの好きのこってり味が好きな中学生や小学生だったら、好きになるかも。でも、日本人なら、単純に屋台風やきそばとかウスターソース味青のりがシンプルで美味しいと思う。)

イエテボリだったか、メルモだったかのチャイニーズレストランで、マレー風魚。(これはインドネシアに住んでいた時によく食べていたもの)をオーダーしたら、まったく違った代物がでてきて、がっかりしたときや、日本の新宿のチャイニーズレストランで、上海でよくいただいた、四川料理の魚香牛肉をたのんだら、山椒の辛いスープに浮いているようなオリジナルのとまったく非ナル単なる煮豚が切ってでてきたのに、心からがっかりとしたときにちょっとにている。

先入観はもたない。という今年のモットーなのだけど。要するに違っていてもなんでもいいけど、おいしければ、いい。

スウェーデンの最近のスーパーICAやCOOPや雑誌のスウェーデンスタイル中華もどきレシピをちらりとみていると、なんでもエキゾチックうんちゃんといったあとに、スイートチリ。オイスターソース。醤油。ココナッツミルクとタイのカレーのもとをいれる。これを一緒にごちゃごちゃとあわせて炒めるレシピが案外多いとみる。残念ながら、甘くってぴりりとせず、かといって味がわからなくなってしまう。中国料理店には、タイ料理と中国料理は一緒に。寿司とタイ料理屋さんも一緒に。

WOKとは白人やヨーロッパ人が考える炒め物料理と思うといいのだろうか。中国料理を西洋人が真似をして彼らの頭の中に翻訳し、西洋化した結果。中華鍋を使うが、どうも中華とは少し違うかんじ。普通のヨーロッパ人が家でWOkを作るとする。もちろん一般化はできないけど、日本やアジアへ一度もいったことがない、ヨーロッパ人がアジア料理もどきいためをつくるとするならば。WOKと書かれている冷凍食品の野菜をつかって肉をいれて、それにばしゃっとタイのスイートチリソースをふり、オイスターソースの甘ったるいのに、醤油をがばちょといれて、オイルをたっぷりといれて、いためてみる。


塩と胡椒もふってみよう。このWOKレストランの味に近づく。ひとそれぞれが好みだけれど。。。。WOKとは、中華料理の西洋版。オーストラリア人やアメリカ人のパンをいただくひとが、中華鍋を使っていためたお料理。味付けが西洋人好み?定義が難しい。わたしの父は、完璧な和食党。中華が食べられないと信じている。しかしながら、子供の頃から家で母親が作ったあのお豆腐の麻婆豆腐もどきや、レバニラ炒めもどきや、お肉とお野菜の炒め物もどきなど、日本式WOKというといいのかもしれない。

ヨーロッパスタイル中華。

インドの中華料理は、何をたべても中華というより、インド料理っぽい味付けだった。ラーメン一杯が同じホテル内の高級インド料理で3品とれるなら、肉団子ラーメン(カレー味なら許せるけど、これが、しょうゆをあまくしたようなやたら甘いスープ

昔いただいたインドのニューデリーの中華料理やさんのインド人が作るラーメンスープは、わたしの記憶がただしければ、甘いすき焼きの汁の甘い味となっていて、ぴりりしょっぱさが足りない。。曖昧な甘めの醤油の汁今なら日本のラーメン屋で鍛えられたインド人が作るラーメンもあるかもしれない。インド人で日本にいる人。インドに帰る前に青森市内のある札幌ラーメン大西で、最近地元民に有名になっているというみそカレーバターラーメンを食べて、それをインドでやってみてほしい。グローバルなまねっこ影響を与えあう食文化は地球をぐるぐる回る。先祖かえり。日本で進化したカレーとラーメンの合体。それにバターとみそがはいってしまうという。もやしのトッピング。ねぎ。

それににている味をどこかで食べたことがあると、青森の大西のカレーみそバターラーメンをいただきながら、思い出した。上海の韓国系や朝鮮系のひとがお店を持っている通り。田舎の地方のひとが手打ち麺を打ってカレー味のラーメン。屋台で、いただいたのが、一番おいしかった。田舎出身とわかる、前髪をそろえて、後ろにたばねたおねえさんやぽけっとに手をいれて、82わけのおにいさんの屋台ラーメンが一番美味しいかったことをふと思い出す。お腹をこわしたら、どうしようとちょっと不安だった。中国では、衛生という面で、自分の器を学食でも持って食堂にいく生徒が多かったことを考えると、ちょっと屋台でおそばをいただくのは、と心配は無用。なにしろ人がたくさん食べている。

数年まえまで、上海の普通のレストランのお皿が濡れていることもあった。普通の日本人が中国に行くと、時々普通のレストランにはいると、お皿がぬれている状態ででてくることもあった。もちろん最近ではずいぶん改善されていると思う。

目の前に器がだされたら、食堂では、トイレットペーパーが容器にはいって、キッチンタオルみたいにテーブルの上におかれている。器についている水気を拭き、きゅっきゅとみがく中国人。のまねをして、わたしも紙ナプキンで、そのころは食堂の皿を今一度ふいたもの。今はずいぶんかわったのだろうか。

中国ジンの知り合いの食器の洗い方。最後にポットにいれている熱湯で皿や器やグラスを消毒みたいにしていたのも印象的だった。あんまりすぐに拭かない。スウェーデンみたいに、湿度が低くないので上海では食器はかわかない。どうしてお皿を洗ったあとに、ふきんでふかずに、しまいこむのだろう。というのがわたしの疑問っだった。みていると、キッチンにおかれた大きな熱湯ポットで、お料理を出す前に。熱湯消毒するように、お皿にお湯をかける。

上海の街には日本式ラーメン屋がたくさんあった。京都風ラーメンについてくるあの木製のおたまと大きめのどんぶりに特徴があったが、今はどうなっているのだろう。)

今日いただいた、WOKやさんのその炒めヌードルの話に戻る。大盛りの麺のよこに、ミスマッチに一個ごろり横たわるミニフランスパン。パセリガーリックがはさまっていた。不思議な組み合わせ。がぶりと。

うーん。不思議にパンだけは美味しかった。

窓の外をみる。反対側の古いビルの高い天井のシャンデリアが下がっているなかで、コンピューターにむかって働いているひと。ある男性のところへ、数分おきに別の若い女性が立ち寄る。上司なのだろうか。時々まじめなカオで。別な女性は、にこにこ笑って歯をだして、冗談を言っている。髪の毛に何回もさわっているところをみると、どうやらこの男性にちょっと気があるのかもしれない。

WOKレストランのテーブルに、箸がお箸いれに。スイートチリソース。チリガーリックソース。
マギーのソース。チリペースト。そして愛とかいてある東洋風のランプ。客がほとんどいないがらんとしたレストランは、ランチの時間もすぎ、従業員が、食事をとっている。みると3人ともコックを含めて、中東風のひと。壁にはお面。各テーブルの上にはろうそくが。ランチ時間ともなるとコムのだろう。ベジタリアンWOkとかフェタチーズサラダといったメニューも。

最後にあらかじめいれて、ウオーマーの上におかれているランチのひとは、ただで飲めるコーヒー。これも美味しい。外から看板をみたら、漢字が間違っていた。食のグローバル。明太子のりスパゲッテイや、カレーうどん。妙に美味しかったカレーみそバターラーメンなどを考えたら、なんでもあり。

物まねは日本人じゃないか。外国人がいっていたこともあるが。物まねをしているのは、外国も。真似方も怪しい。もうちょっと器用にできないものなのだろうか。貧しい国のひとたちが、一昔前にちょっと怪しげな日本語みたいな日本語じゃないTシャツを着ているのをみかけたが、、そういった雰囲気というともっとわかりやすい。いまだにヨーロッパのひとからみた東洋カルチャーは、きっと我々の祖先が南蛮人をみて、絵に描いたような不思議な感覚なのかもしれない。

納豆巻は、スウェーデンではなかなかはやらない。イカ塩辛やホヤの切り込み。なまこお刺身。酢蛸。珍味が海外でははやらない。コッテージチーズに脂肪分たっぷりのキャビアもどきがはいったクリームをかけて、硬いパンを食べるヴァイキングには、なまこやほやなど、やめてくれ。の世界なのだろう。


美味しい日本酒とおつまみ珍味は、遠い東洋の国の美味。”わたしは、個人トレイナーをつけて、運動しています。”のスウェーデンおじさんは、KESOというコッテージクリームを山盛り硬いパンにのせて、そしてたらこペーストをとぐろをまくほどのせて、ぺろりと食べていた。なるほど、ヴァイキングたちのダイエットもこの乳製品好きが邪魔をしている様子。オーバーウェイトで悩んでいるスウェーデン人は乳製品の食べ過ぎで多い。クリームやバターをたっぷりと使う。


景気が悪いのに、プライベートの形成外科の脂肪トリ手術は、連日予約で満杯という。一生おでぶさんで100キロ以上に悩んでいた男性が40代で手術で体中から脂肪をとった記事が新聞にのっている。印象が違うが、なんとなく、手術や形成でスーパーモデルになっている人たちを思い出させる。なんとも、形成外科の先生は、もしかして、人を簡単にしんじることができなくなってしまうのでは?足まで長くする手術や、額を大きくする手術をしている中国のドキュメンタリーをスウェーデンでみたが、いろいろ考えさせられる。


わたしのあんこ栗、さつま芋好きは、スウェーデンにきて、在庫を食べ尽くしたときは、お腹が少し引っ込みはじめる。生クリームがたくさん入っているSEMLORはまだ手をつけていない。やっぱり日本のイチゴショートやフルーツロールケーキにどうしても軍配があがる。どうやら芸という点では、日本が芸が細かいようだ。

やきそば、タイスタイルの私の中での絶品は、赤坂ソウルバーのミラクルの川畑満男氏レシピである。しゃきしゃきと野菜がまだ歯ごたえをのこす。ぴりり感があり、味がいい。美味しいものをたべてしまったあとに、今日のWOKには涙がぽろり。”どうしてこんなにちがうの!”もしそれが、スウェーデン人のひとの舌の限界なら悲しい。もっと美味しいものが世界には存在しているのに。どうして、タイ風というと、スウェーデンの一部の料理雑誌ではあんなにスイートチリソースを料理に使うの?そんなのなし!!とひとりでプンプン。してしまう。

本物の美味しい炒めたヌードル、タイ風であり、ミラクル風のソウルフードを食べたいひとは、ミラクルへどうぞ。わが妹が昔から好きなソウルのお店である。モータウン100年記念のCDを選曲、監修発売、日本国内とロンドンヨーロッパでも発売という。伝説のソウルマン、ソウル一筋の川畑氏は、料理の本がでないのが不思議なほどの料理人でもある。チリコンカーンも彼の手にかかると、とてつもなく美味しいソウルフードとなる。

川畑氏のサインがはいったCDソウルギャララクシーをストックホルムでかけてきいている。このレアなソウルフルなCDを聴いていると、あの幻の麺の味が恋しくなり、夜中にお腹がグーとなる。わたしはパブロフの犬の実験ではないが、味覚と聴覚視覚はかなり鋭く連結している。

CDはアマゾンどっとコムでも購入可とも聞いた。

アブソリュートウオッカに川畑氏タイ風炒め麺ソウルフードの組み合わせは赤坂の大人の夜の時間を素敵にすごさせてくれる。今回東京で妹とのデートに、焼鳥屋さんでのお食事の後に、おなかがいっぱいだったはずなのに、ぺろりんとたいらげてしまったほど、美味しい。美味しいときは無言で、ぺろりんと食べてしまう。しゃきしゃきとした歯ごたえのいい野菜たち。味付けもいい。うーん。また食べたいとストックホルムのアパートでもんもんとする。作り方。川畑さんに、お料理の本をだしていただくしかないと思う。題名はきまり。ソウルフード。

Soul Galaxy -Gambling to sweet harmony by universal music.www.universal-music.co.jp.参考

今日の午後、ストックホルムの天候が全く悪い、雨のような雪のような惨めなストックホルムガムラスタンを歩きながら、川畑氏幻の美味しい炒めタイ風麺を心から食べたいと思った。食べるコメントばかりだが、CDは、幸福感を与えてくれる妙に心地のいい気持ちが優しくなれるCD.温かいぬくもりを感じる曲など。山下達郎氏も注目というのにもうなずける。いい曲がこれ以上ないくらいに選曲されているのは、流石。
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by nyfiken | 2009-01-20 07:57