スウエーデンの面白いものたち


by nyfiken
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

Nyfiken 大好きなスウェーデン映画 Grabben i graven bredvid

この映画は、何回観ても心がちょっとせつなくて、優しくなる。男女のすれ違い。都会女性と田舎の男性。図書館勤め女性が、酪農農家の素朴なお兄さんと恋をする。スウェーデン映画のなかで、本当に普通の男女の出会い、愛、周りの人たち、すれ違い、男性の純朴な感じがよくあらわれている。心がきゅうとなる北欧映画の傑作のひとつと、私自身位置つける。以前は、画面を導入することができなかったので、映画の内容を言葉で説明したことがあるけれど、映像をみるとさらに雰囲気がよく伝わる。俳優がまたいい。スウェーデン男性の田舎の男性の素朴さ。

題名はスウェーデン語では、Grabben i graven bredvid 英語に訳すると The guy in the grave next door。日本語では、お隣のお墓のおにいさん。夫を若くしてなくした都会の暮らしが好きなスウェーデン女性が、母親を亡くして男やもめで田舎に一人暮らしをする男性と偶然お墓参り(隣のお墓)で合うという少し運命の出会い的な恋愛。山あり谷あり。同じスウェーデン人どうしでも、都会的でインテりの生活が好きな女性と田舎の酪農や農家の純朴な男女の違いが描き出されてとても面白い作品。TOYOTAのランドクルーザーがスウェーデン映画で使われているのが嬉しい。

Grabben i graven bredvid part 1 (The guy in the grave next door




お互い大人の男女が、一番近い同姓の親友に、それぞれの経過を打ち明けているのが、興味深い。それでどうなったの?彼は、私のタイプじゃないのよ。とはいうものの。。。

Nyfiken 大好きなスウェーデン映画 Grabben i graven bredvid_f0157298_10125624.jpg



次は、好きなシーン。都会スタイルのアパートパーテイに農家の彼を招待。飾り気のない素のままの彼の物言いに田舎者丸出しという恥ずかしさで、いらいらする。僕たちの関係は、と間柄をいきなりばらす。すると、彼女がきっとした顔で”私たちは、単なる友達だわ。”という。
呼び出して思わず、罵詈雑言。翌日傷ついた彼は、いつもの場所での待ち合わせ.僕たちは違いすぎる。僕のスタイルは変えることができない。とわかれを切り出す。引越し準備の彼女は、親友と会話をする。もうあんな田舎のおにいさんには、がまんができないのよ。と風に。”あなたは、いったいどっちが大事なの。頭インテリそれとも、心?””両方半分半分があったらいいわ。”物語はクライマックスになる。ジャンルはロマンスコメデイ。スウェーデンの農民男性花嫁募集というテレビ番組で一躍有名になった農家のお兄さんもいるが、田舎の素朴な農家のおにいさんは、最近心優しいアジアの花嫁が進出といううわさも。タイ料理屋さんが田舎にできつつあるのも、興味深い。きのことりやベリー摘みなどアジアの花嫁はよく働くといううわさもちらほらと。

Grabben i graven bredvid part 7 (The guy in the grave next door


Climax.
クライマックス。男女のすれ違い。でも。。。神様や運命は二人をどう結びつけるのでしょう。終わり方も音楽もまさにスウェーデン映画らしい。
My favorite swedish movie.


by nyfiken | 2009-08-09 09:27