春なのに風が冷たいストックホルム
2010年 04月 07日
先週の週末、イースター休みに、ロピスすなわち、アンテイックなどを売るお店屋さんの体験。といっても家にあった、たんすの奥市もどきの古着をごそごそだしてきて、友人3人で共同のお店。二日にわたって、興味深い体験を。洋服には、それぞれ思いでは、あるものの、10年以上箱入り娘のように、こんこんと眠っていたのや、あるいは買ってみたものの、なんとなく着ないままそのまましまっていたものなど。10クローネや20クローネ、高くても100クローネというお値段で、市場のおねえさんになりきってガレージセール感覚で。バッグは完売。かわいい子供が旅たっていったような、それでも喜んでいただけたら。といった不思議な感覚で手放す。良い経験。
風が冷たいのとちょっとした疲れで、少しスローダウン。ストックホルムの街中を歩くと知らない間に春の装いが。寒いのにもう春もののジャケットやコートを着ている。さて、4月は、なんとなく時間がたつのがいつも早い。スウェーデンの春は、いきなり明るいところにだされて、ちょっとまぶしくて、すこしほこりっぽくて、でもしっかり準備よく花壇に球根が植えてある。準備がいいのよね。北欧の人たちは。さて、春。水仙の黄色やスミレの黄色、紫色が目につく。やっぱり気が付くとお花屋さんの店先に立つ。
昨日知り合いたちとドイツのレストランへ。南のセーデルマルムは、今若者に大人気だという。しゃれたお店もたくさんあって面白い。ドイツレストランは、なかなかインテリアもいいし、ワインをいただきながら、お料理もおいしい。ウインナーシュニッツェル。ひさしぶりにいただく。大陸らしく、ケッパーが。おしゃべりに花が咲いて、笑い、なかなか楽しい夜。ドイツ人が経営しているというお店は、アングロサクソン系のアイリッシュパブともアメリカ風スポーツバーとも違う。テーブルや壁の木の色が白木というよりも、マホガニー色というのだろうか。
春。温かい風がふんわり吹く日がちょっと待ち遠しい。日本は、今頃南のほうで櫻がふんわりと咲いているのだろうか。北欧の櫻のつぼみはまだ固く、歯を食いしばっている。今年は数十年ぶりの寒い冬。寒い冬を越したほど、美しく櫻は咲くというが。うわさによると、東京のある場所の櫻の色が薄いという情報も。さて、ストックホルムの櫻祭りは4月24日。NKデパートの向かいの公園で日本の櫻祭りの行事がある。今年は、マンガ会なども協賛して、若返りがあるようだ。春よ、来い!