スウエーデンの面白いものたち


by nyfiken
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安否不明は1万5000人超

安否不明は1万5000人超
3月14日 19時30分
今回の東北関東大震災で、宮城県女川町は、町の建物のほとんどが流され、人口のほぼ半分に当たるおよそ5000人の所在が確認できないなど、東北地方を中心に安否が分からない人は1万5000人以上となっています。

人口およそ1万人の宮城県女川町は、地震の発生直後から通信手段が失われて連絡が途絶えたほか、町に通じる道路が、建物のがれきなどで通れなくなっていたことから詳しい被害の状況が分かっていませんでした。しかし、地震から4日目の14日、避難できた人たちは、女川原子力発電所の敷地内の建物や高台にある町の体育館など16か所に集まっていて、町の災害対策本部によりますと、あわせて5580人が避難しているということです。一方、残るおよそ5000人の所在が確認できていないということです。また、宮城県警察本部の竹内直人本部長は、14日、県の災害対策本部の会議で、警察官がヘリコプターで上空などから確認した結果、石巻市や女川町がある牡鹿半島のいくつかの浜辺で、それぞれ100人前後が遺体で見つかったと報告しました。そのうえで竹内本部長は、「浜辺に流れ着いている遺体は、あわせて1000人を超えるおそれがある」と述べました。さらに県の担当者は、沿岸部にある南三陸町でおよそ1000人が遺体で見つかったことを明らかにしました。南三陸町では、病院などを残してほとんどの住宅や建物が津波で流される被害を受け、1万7000人余りの人口の半数を超えるおよそ1万人と連絡が取れなくなっているということです。仙台市若林区の荒浜地区では、200人から300人の遺体が見つかったという情報があり、自衛隊によりますと、13日におよそ50人の遺体を収容したということです。14日午前中では、新たな遺体は見つかっていないということで、自衛隊員や警察官らが、がれきの中に取り残された人がいないかなど捜索を行っています。宮城県では、これまでに東松島市や気仙沼市、それに仙台市などで、あわせて785人の死亡が確認されています。宮城県警察本部は、13日に開かれた県の災害対策本部の会議で、県内で死亡した人は1万人を超えるという見通しを示しています。岩手県では、大船渡市や陸前高田市などであわせて574人の死亡が確認されています。福島県内では、いわき市や南相馬市などで津波による大きな被害が出ていて、あわせて420人の死亡が確認されています。また、県によりますと、福島県内では1200人近くの行方が分からなくなっていて、このうち、浪江町では依然として、およそ900人と連絡が取れていないということです。また、▽青森県で3人、▽山形県で1人、▽北海道の函館市で1人が死亡しています。また、関東地方では、▽茨城県で19人、▽千葉県で16人、▽東京で7人、▽栃木県で4人、▽神奈川県で3人、▽群馬県で1人が死亡しました。今回の大震災では、これまでに1834人の死亡が確認されており、東北地方を中心に安否が分からない人は1万5000人以上となっています。さらに、観光庁によりますと、青森・岩手・宮城・福島・茨城の5つの県を旅行で訪れていたとみられる、およそ4100人のうち、半数以上のおよそ2500人の安否が確認できていないということです。また、NHKのまとめで、東北地方の6県で避難している人は45万人を超えています。(NHKニュース)
by nyfiken | 2011-03-14 20:35