スウエーデンの面白いものたち


by nyfiken
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日本政府の弱者切り捨て 青森県六ヶ所村原発再処理工場資料

青森県六ヶ所村原子力発電所再処理工場の実態。たびかさなるトラブルで、実現が遅れている。しかしそんなことすら今回の事故があるまで知らなかった。今回の震災で政府が一番世界に知ってほしくなかったことは、実はこの青森県六ヶ所村原発再処理工場の実施試験不成功で2年延期していたこと。マスコミはまったく青森にも六ヶ所村の原発再処理工場に触れていない。触れさせたくない問題だからだ。さて、実態は、どうなっているのだろう。

もし処理工場が稼動していたら、去年2010年の秋から青森は、知らないうちに美しい自然、山と海とおいしい魚の場所から日本で一番危ない場所になるはずだった。東京から遠い青森へ、青森元県知事北村知事の功罪は大きい。発展と唯一の美しい土地を東海村のように汚染させるつもりだったという日本政府の方針は、ほとんどのわれわれ愚衆が知らない間に行われた。北朝鮮のテポドンを心配しているうちに、実は日本は国内に多くのテポドンを抱えて、自爆寸前、環境破壊の道をまっしぐらに進むことになっていたシナリオ。


もし日本を神が守るとするならば、多大な犠牲をだした地震と津波の犠牲者、今なお苦しんでいる多くの被災者、その人たちの魂に報うためにも。六ヶ所村処理場は、多大なお金を投入したとしても、ストップするべきである。実は、イランは、日本と同じ道を進もうとしていた。すなわち、多くのリサイクルによって、プルトニウムを備蓄し、将来は、もし戦争が起きても、核爆弾を簡単に作ることができる。おろかなかんがえであるが、地震と津波が、こういった水面下で起きているもっと危険なことを知らせることとなった。


弱者である東北や一生懸命がんばって先祖の土地を耕し、守ってきたまじめな農民や漁民をなめたこの決定は、いったいどういう常識から日本で一番美しい場所に、放射能を放出する場所を作るといったアイデイアを出した人間たちは許されるものではない。よって今後いかなる六ヶ所村の原発処理工場原発の燃料備蓄は、地震の可能性があるあの場所では、決して行われるべきではない。

今ようやくわかったことだが、政府が微量とうそぶいているのは、こういった東北電力や東京電力の原子力発電の稼動、処理場の放射量放出量が海そして空中と放出される量が、一年の原燃の放出量が一日でという恐るべき量を考えたら、どれくらいの放射能放出可能な使用済み核燃料があるのかは、計り知れない。


気体で大気中に放出する放射性物質
放射性元素名 推定年間放出量
ベクレル/年                半減期                 生物濃縮
クリプトン85 (Kr-85) 33京[7]    10.7年                 無し
トリチウム (H-3) 1900兆        12.3年                     無し
炭素14 (C-14) 52兆           5730年                       無し
ヨウ素129 (I-129) 110億     約1570万年                有り
ヨウ素131 (I-131) 170億        8日                      考慮不要
ルテニウム106 (Ru-106) 410億    374日
ロジウム106 (Rh-106) 410億     29秒
セシウム137 (Cs-137) 11億      30年
バリウム137m (Ba-137m) 10億    2.55分
ストロンチウム90 (Sr-90) 7.6億     28.8年
イットリウム90 (Y-90) 7.6億        2.7日
プルトニウム240 (Pu-240) (α線核種) 2.9億 6500年
その他の核種 (α線核種)         4000万
その他の核種 (非α線核種)  
                            94億
液体で太平洋に放流する放射性物質放射 性元素名 推定年間放出量
ベクレル/年               半減期                          生物濃縮
トリチウム (H-3) 1 京 8千兆       12.3年                         無し
ヨウ素129 (I-129) 430億       1570万年                       有り
ヨウ素131 (I-131) 1700億      8日                            考慮不要
ルテニウム106 (Ru-106) 240億     374日
ロジウム106 (Rh-106) 240億       29秒
プルトニウム241 (Pu-241) 800億    14.29年
セシウム137 (Cs-137) 160億       30年
バリウム137m (Ba-137m) 160億     2.55分
ストロンチウム90 (Sr-90) 120億       28.8年
イットリウム90 (Y-90) 120億          2.7日
セシウム134 (Cs-134) 82億          2年
セリウム144 (Ce-144) 49億         285日
プラセオジム144 (Pr-144) 49億       17分
コバルト60 (Co-60) 41億            5.3年
ユウロピウム154 (Eu-154) 14億       8.6年
プルトニウム240 (Pu-240) (α線核種) 30億 6500年
キュリウム244 (Cm-244) (α線核種) 3.9億  18年
アメリシウム241 (Am-241) (α線核種) 1.4億 432年
その他の核種 (α線核種) 4億
その他の核種 (非α線核種) 320億

国や原燃は、これらの多くは大気や海水によって希釈されるので人体に影響が出るレベルの線量にはならないとの立場を取っている。一方、本施設に反対する立場の人々は、被曝量による説明を受け入れていない。また殆どの放射性物質は生物濃縮されないが、ヨウ素129のみ海藻に蓄積される為、まず三陸沖の海藻が放射性物質によって汚染され、食用にならないのではないかと考える者も居る[10]。
本格稼動した場合に、この再処理工場から空と海に放出される放射能は1日分で原発1年分になるという主張もある。原燃は、自社の計算を前提に周辺住民の一人あたりの年間被曝量は国の規準を大幅に下回るので問題無いと主張するが、その計算や国の基準自体の信頼性を疑う者もいる。
by nyfiken | 2011-03-20 10:50