Trustable story
2012年 10月 29日
種まきジャーナルは、終了した。どういう番組編成があったのか、背後にどういった動きや圧力があったのかわからない。日本で3。11がおきて、直ぐにヨーロッパやスウェーデンなどすぐに正しい情報がドイツ経由等で流された。外にすぐでてはいけないから、と騒ぐ海外からの電話に@遠いところに住んでいるのに、なにがわかるの。おおげさだな。だいじょーぶですよ。海外に住んでいるひとが騒ぎすぎだ。日本にいないのに。というおしかりをうけた。NHKのニュースでちゃんと政府の人間が大丈夫だといっているからだいじょうぶでしょ。福島じゃないからいいんですよ。とのんきだった。
日本の将来は、政治家の質による。40年運転した原発はすべてやめるべきである。韓国が福島事故の直後に40年運転した原子炉をすべてやめると事故後すぐに国会で決定したことに比べてぐずぐずしているわが国は、一体どうしたものだろう。日本が独裁国になったように思った3.11の後の政府の対応や報道の不透明さ、原発推進する経団連の経済的事情もわかるが、国民ひとりひとりの命と将来の子供たち、日本の永劫なる国の存続のためには、長期的な考え方が必要である。今さえよければいいという今の人間タチの傲慢さ。短期的ヴィジョンだけでいくならば、第二のギリシアやエジプトになりうる。負の遺産は、必ずあとで国を苦しめる。たった過去50年以内に見切り発車した原発開発。柔軟性を持って次なるエネルギーを本腰で探さないと、日本はこの新しいエネルギー開発に乗り遅れる。民間と国が一緒になって全力で新エネルギー政策を推進していかなければ、欧米、韓国、中国に遅れをとる。国の政策を決める政治家の質が問われる時代となった。
賢い国が生き延びる。
Mujun矛盾
津軽弁ではした金ということがある。将来事故のリスク、また日常的に廃液や空中にだされる放射能汚染を考えてみたら、はした金である。どうして美しい自然のところに、愚かしいものを次々と作るのだろうか。地震が必ず起きるのは下北の恐山のイタコでなくても予言できるし誰もが知っている。
貧しさを質にとられてしまう。つましく漁業をやっているところに、中央から札束に物を言わせてくる。海が汚染され、将来美味しい魚を安心して食べられなくなる時代が必ずくる。恐山のイタコに聞いてみるがいい。
人間の貧しさと愚かしさは、被害者を作り出す。政治家は、為政者であり、資産家である。犠牲になるのは、いつも地方の、貧しい弱者だ。悲しいが、愚かさと貧しさを質にとられ、今さえよければいいというそのつけは、すべて罪のない次世代の人間が負うことになるのだろうか。災害難民とか災害貧困は、資産家の集まりである貧困者の憂いを知らない政治家が弱者に負の遺産をなすりつけるそういった構造的な問題がある。