スウエーデンの面白いものたち


by nyfiken
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NSA-Documentary

ドキュメンタリー
アメリカのトップシークレットエージェンシィ(アメリカ)映画だけの世界ではない。
コード解読。

さて、今は、国レベルですでに個人情報が集められるシステムが作られている。大手のブラウザーを使っている世界中の人は、国が動けば、アメリカの情報収集にて個人情報のすべてが集約させられる。ネット上の世界で、あなたが何を考えて、どういうことをブログに書き、だれに電話をかけ、どれくらい話して、銀行のどこに支払い、何を買い、どういうポルノサイトに入り、どのゲームをして、どの映画を見て、だれにどんなメールを書く、だれと知り合いなのか、ネット上の友人になりすますことも。問題は個人レベルはまだいいが、企業秘密を今後どのように守るのか、ハッカーとは別に情報の売り買いがすでにビジネスになりつつあるだろう。

話は代わるが、あなたのコンピューターが自動的に知らないうちに遠隔操作でスイッチがはいり、カメラで音声と画像が流れるということなどは、プライバシー侵害の最たるものだろう。したがって将来は、コンピューターの上のカメラにシールを張っておいた方がいいかもしれない。スイッチを切ってもはいるかもしれないし、使わない時は、インターネットに接続しない方がいい時代がくるだろう。

ふと思い出した。私がまだ中学生のころ、日本の角川文庫だったろうか。文庫の最後のあとがきに、戦争に敗けたのは、日本の情報収集や情報戦が負けたからである。という言葉がとても印象に残った。これはその頃だけでなく、今もそしてこれからもそうである。もう一つ思い出した話がある。私が南太平洋のガダルカナルへ行った時、日本がせっかくジャングルを切り開いて作った空港に本来ならば日本の飛行機が来るはずだったのが、アメリカ軍が先に着陸し、そして日本兵は熱帯ジャングルの中を逃げた。そして山の上からに命からがら逃げ延びた兵隊が見たのは、それまで苦労して開いた空港で敵軍の飛行機と音楽に合わせて踊っていたアメリカ兵だったという当時の生き延びた兵士が後、再び訪れたガダルカナルで語ったことを現地で聞いた。
情報戦は、集めるのも、守るのもそうである。

by nyfiken | 2013-06-12 05:05