Nyfiken spring paus
2014年 04月 14日
相手が王様でも乞食でも態度は、変わらない。人間には2種類いる。強いものに諂い弱いものに強い人間と誰にも一緒の人。王様たちは、自分たちがアローガントでありすぎないように、だれに対しても丁寧で威厳と品格を教育されていく。誰に対してもいつも同じように接する彼女は、貧困やマラリアやエイズなどの問題を抱えるアフリカや世界中を救うべく飛び回っている。
その彼女から聞いたいろいろな興味のある話がある。
ある日インドを訪れた。レプロシーらい病患者の病院だった。
インド人の医者は、彼女に促した。顔がとけて、エレファントマンみたいに目も鼻もどこかわからない患者が目の前にいて、インド人の医者は、”さあ、彼女に触って。あなたがおどおどしていたら、だめじゃないか。”そうして彼は、らい病患者の手を彼女にさしだした。触った。インド人のドクターはひとりひとりしっかりとさわり、普通に接することが治療なのだと彼女に言ったという。差別はいけません。差別も病気を作るのですよ。と言われたのよ。という言葉は、彼女の話の中ではとても印象に残っている。
今世界の貧困や病気、熱帯のマラリアなどの撲滅にビルゲーツは、奥さんのメリンダさんと一生懸命向き合っている。お金が生まれるシステムを作り出した天才は、今度は、お金を私服に肥やすことだけしないで、貧しい人たちを救うべく道を歩んでいる。それの根底には、ユダヤ人であるビルゲーツさんのユダヤ哲学が感じられる。
ユダヤ教は、お金を持ったら必ず社会に還元するとする。そうでなければ、お金があるすぎる人たちは、道を誤ってしまうからだ。スキャンダルになったスウェーデン人でイギリスに移住した家族のテトラパックのむすこさんや奥さんの亡くなった米人ペプシコーラの御嬢さんのように、財力に恵まれた紳士淑女の陰に高価な薬を売る人たちの餌食ターゲットになり、お金と引き換えに欲望に身を滅ぼすことになる。ユダヤ人は富を肯定するかわりに、富を持ったら、必ず人のために使うことを決めている。まさに、お金の奴隷にならず、欲で身を滅ぼさないためだ。