スウエーデンの面白いものたち


by nyfiken
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菩提樹 夏山のシナの木の花の香り

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菩提樹のシナの木。7月八甲田山の高原で、車から降りた瞬間、あたりにかぐわしい芳香が漂っていた。
南の方では、6月の9日から中旬ころに咲く。夏の7月に短い間だけ咲くお花。1週間咲いておしまいになる。という現地の人。広々とした自然の緑の中でコーヒーを飲むのが何よりの贅沢。と日本についてずっと思っていたこと。北の山の高原に1週間しか咲かない菩提樹の満開の花の香りの中で偶然いただいたコーヒー。
至福の時間が束の間だが流れた。国立公園として保護された環境を持つ日本の山々の自然は、美しい。

菩提樹の樹は大木となり、蜂が花粉にたわむれ美味しい蜜ができる。
これまで、2度程自然の中で樹から漂う芳香に何とも言えない幸福感を感じたことがある。八甲田山の高原とそして、マダガスカルの山の中の木の芳香。サンダルウッドの香りだが、石鹸や香水の香りは、本物の香木の香りにはかなわない。香木の林の中を歩くと、人間は、自然に気持ちがよくなり、ポジテイブになる。マダガスカルで経験した林の香木の香りは、しいていえば、全身マッサージを受けて、気分が快適になり、前向きになるような不思議なパワーがあった。はちが香りに誘われてくる。自然の営みは偉大と感じる。

古代の人間たちは、季節の自然の芳香と隣り合わせに暮らし、厳しい自然の中でも、北の大地に夏が来て、気分が良くなったに違いない。大地の自然の菩提樹の花の香りの中で外のテーブルでいただいたコーヒーの美味しかったことよ!
萱野茶屋高原のお茶屋さんは、老舗で長寿のそば茶もいただけるが、心優しい津軽女性の入れてくれるコーヒーの美味だったこと。おまんじゅうにコーヒーは最高の組み合わせ。

菩提樹シナの木科は、インドの菩提樹と違うが、初夏に山の方や北海道で咲く。シナの木の菩提樹だが、
西洋においても、特にスウェーデンの植物学者リンネは、ウプサラ大学の教授だったが、王様から貴族の称号を頂いた時に、フォン(VON)リンネ(菩提樹)の名前をいただいている。
かぐわしい香りを放っていた菩提樹。西洋の古い映画のこのシーンの、菩提樹の歌を歌う人々の姿がある。どうやら菩提樹にまつわる多くのストーリーが世の中にはたくさんありそうだ。

Schubert - Der Lindenbaum
movie scene from "Die Trapp Familie" (1956)



日本では、お寺さんによくこの木が好まれて植えられる。インドの菩提樹とは、自然の山の中の菩提樹のしなの木は違うという。甘い香りが一週間だけ咲く間漂う。蜂は、遠くから飛んできて忙しいだろう。10メートル以上ある大木の上の花の周りを飛ぶ蜂は、美しい芳香の花の花粉にたわむれて、地上のおばさんたちが食べているおだんごには目もくれない。
by nyfiken | 2014-07-25 18:38