スウエーデンの面白いものたち


by nyfiken
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あけましておめでとう。

新春2008年。あけましておめでとう。

 迎春。初春。日本人に生まれて、日本語の美しさを感じる瞬間。日本人は、昔からポジテイブなのでは。新年があける前から町中に、飾られるあのピンク色の淡い新春の色。春はもうすぐなのよ!と。東京の明るい日差し。椿など美しい鮮やかな色のお花が咲いている街を歩いて、北欧の寒くて暗い冬との差を感じていた。お正月のもつ明るいイメージ。そう、東京は、首都としては、冬の明るい太陽の光や青空が広がる。これは、日本の東京に住んでいたら当たり前すぎて、気がつかないが、とてもありがたいポジテイブな要因。日本が発展するには、やはり東京という恵まれた場所(風水的にも?)冬の青空と晴天が、人々の気分にもたらす効果は大きいもの。

 太陽の光が様々の冬の北欧。ただスウェーデン人も泣き寝入りはしていない。どうやったら、気分を高揚させて、太陽の光がない冬を乗り切るか。美しい色使い、快適な家のインテリア。必要は発明の母。ほったて小屋に住んでいても、目の前が美しい南の島の人たちは、ターコイズブルーの置物を飾る必要はないけれど、北国の家の中で過ごす人たちが、心がける快適さは、我々日本人がちょっと簡単にまねができるような代物ではない。。光と陰あるいは暗さを理解せずに、スカンジナビアやスウェーデンのインテリアを理解できないと思うが、さてどうであろうか。
 
 今日のストックホルムは、久しぶりの快晴という。太陽が照っているだけで、幸せな気分になるのは、幸福感を感じる方法としては、ずいぶんとお金がかからない方法であるが、レースのカーテンをさっとひいたりする東京の冬や、夕方早々と雨戸をしめてしまう日本の住まいかたとは、かなり違う。子供達が、夜の闇の暗さ、あるいは一日中どんよりとした暗いクリスマス前に、大きな赤いもしくは白い星形のランプを夜通し窓にぶらさげて、安心してよる眠れるといった話をスウェーデン人から聞いたが、日本の窓に、夜大きなひとでか星形のランプをぶら下げたら、なにが起きるであろう。我が母曰く”あら、泥棒にいらっしゃい。といっているようなものじゃない。日本では夕日が落ちる頃からは、カーテンは中が見られなように、引くのが常識よ。”

 レースのカーテンもひかない、なかのシャンデリアやインテリアがちらりと見えるスウェーデンのアパートの部屋を窓のそとから、ちらりと横目で見ながら、なんて、すてきな絵がかかっているのかしらん。とかいい感じのランプ。とかちらりとみて歩くのが、(じっとみるわけではないけれど)ひとつの楽しみでもあるのだけれど、それは、治安という面では日本では、ありえないもの。そこで夕方の雨戸をしめきる東京の住宅街。という構図がでてくる。個人的には、わたしは、雨戸が嫌いである。
  
 ストックホルムで日本から持ってきたおもちをきなこまぶしとあんこで食べるのは、幸福のまた源。ないからこそ、貴重であり、簡単に手に入らないからこそ、ありがたみがある。
by nyfiken | 2008-01-17 18:48