スウエーデンの面白いものたち


by nyfiken

2008年 09月 17日 ( 1 )

Jimmy Choo

香港映画で昔大好きな映画MR.BOOというのがあった。今度はCHOO.今回ニューヨークの金融街を揺さぶる事件で今年のクリスマスはプラダのバッグを彼女にプレゼントができなくなるかも。といった声が聞こえてくる。高級取りの現代の羨望の仕事は、エリート中のエリートが働くアメリカの金融界の危うさを露呈したが、NYのエグゼがいく、高級レストランやブテイック、ブランドブテイックに影響を与えそうだ。

でもMR,CHOOは、どんなに金融破綻しても、生き残る勢い旬のエネルギーをつけてしまった。父親が起業家で母親がシャネルのモデルの子供として生まれ、ファッション雑誌ヴォーグ紙UKのアクセサリー専門編集者だったTAMARA 。彼女が、マレーシアで生まれ54年そしてロンドンに移住した靴職人兼デザイナーJimmy Chooのクラフトマンシップにほれこみ、一緒にお店と会社をたちあげわずか12年で世界のセレブに愛されるブランドとなった。

ストックホルムのNKデパートで一番いい席に座っている。デパートの一番美味しい場所を占めているエルメスよりも、真ん中に収まっている。靴とバッグ。時代のエネルギーと靴のデテイル。センスは、おそらくヴォーグ編集者だった彼女と香港出身移住組の中国系移民若い女性デザイナーCHOI。マレーシア系イギリス人CHOO移民3人のコラボレーション。

世界の赤絨毯を歩くセレブの足を飾ることになるとは、誰も想像できなかっただろう。靴は、デザイナー。職人そしてビジネス展開のマネージメント広報と総合芸術。時代の空気をつかむセンス。

東京の表参道ヒルズのお店に入っているが、東京店はもっとシックである。セレブが赤絨毯の上で歩く靴だから、普段ストックホルムの地下鉄をのり、街をあるくには、少々もったいない。ヨーロッパの都市は、高いハイヒールがひっかかる歩道。東京は歩ける。車で赤絨毯の上で履く靴なのであろうか。

私自身は、日本の靴なら、おしゃれで軽くぴったり履きやすいもの。ストックホルムの街でも低めのハイヒールでも疲れずに歩ける靴をはいている。東京白金に本社があるINABAの靴がお気に入り。履きやすくシンプル。おしゃれな定番が気に入っている。

Jimmy Chooの靴は確かに美しい。アメリカNYを舞台にした映画SEX AND THE CITYのテレビドラマはTV3で観る。映画の題名に偏見を持ってはいけない。ストレートにアメリカの結婚前の女性の考えていることや、女同士の友情が伝わってくる。せりふに考えさせられることも多い。アメリカ人でも、もじもじしたり、不器用な愛に苦しんでいるのに笑ってしまう。人間はあまり変らない。思ったことをストレートに言い合う女同士の会話が面白い。


友達のために人肌脱ぐ仲良し4人組。男女の愛の難しさ。自由に相手を選べる現代のほうが、本物の愛に出会えない都会に住む人間の、生きることや愛のいろいろな側面を浮き彫りにする。スウェーデンでもサラジェシカパーカーの香水LOVEはデパートに並び、またファッション雑誌にも映画SEX AND THE CITY的ファッションという見出しで特集が組まれる。4人組友情が、世の女性達がうらやましいと思われるのが一番の部分かも。

サラ、ジェシカパーカー演じる彼女(たくさんのボーイフレンドや彼氏が入れ替わり立ち替わり)が靴がある時、マッチョタイプのボーイフレンドと少しだけ一緒に住んだ時の話。彼の飼っていたわんちゃんが、知らない間に大切な靴(靴をいくつ持っているか数えられないくらい靴がたくさん。)をぼろぼろにした。

”ああ、わたしのCHOOが。。”そのCHOOがこのJimmy Chooの靴。高いが、マドンナや女優やビヨンセやサッカーのセレブの妻たちの御用達。まさに赤絨毯を歩くときに足が美しく見える靴。となった。ブランドの成功はいかにセレブを見方につけるか。これは、わたしの昔知り合いで、某時計ブランドのアジア太平洋セールス総責任者の語ったことば。広告を作る際に、セレブや女優や有名スポーツ選手などに交渉。契約がとれたら、ほぼ広告は成功という言葉も思い出す。彼の言葉通り、広告に有名な女優がにこりと微笑んでいる。

黒色サテンにきらきらした宝石のようなもののあしらい。オスカー賞をとる女優のご褒美にはく靴。ニューヨーカーも大好き。さて、金融破綻の余波があっても、このブランドは関係ないくらい今の時代のエネルギーを感じさせる。JIMMY MACDONALDなら成功しなかったかも。やっぱりJIMMY CHOOという名前がパワーがあるのだ。そしてCHOIさんがデザインチーフとして世界のトップに躍り出た。CHOO&CHOIコンビ。プラスロンドンセレブ出身のセンス。カクテルのようにビジネスは成功する。コラボレーションは、化学合成反応がうまくいけば、どんな嵐がふいてもパワーは衰えない。



赤絨毯を歩く時に、願わくば、高いハイヒールのJIMMYCHOOを履きたいものだ。赤絨毯にたどりつくまで、マラソン運動靴が必要。

CHOOさんCHOIさんアジアパワーが欧米スタイリストファッション雑誌もと編集者との出会いで人生が360度変った。世界は、もはや我が国だけの感性感覚だけでは成功しないビジネスとなった。ミステリアス。がキイワード。不思議な世界を覗く感覚。あるいは、夢を与え、想像をかきたてる美意識。日本人は海外でどういう出会いで美しい感性のビジネスが花開くのだろう。日本の感性を用いて。あるいは海外の感性からインスピレーションを得て。混沌とした融合の偶然の美。

実は、日本の伝統や美意識、日本の女性美、着物、芸者などが欧米芸術家や一流ファッションデザイナーにどれだけインスピレーションを与えているか。感動を自分の感性で表現するフランス一流ブランド、デイオールのデザイナーの感性に注目したい。

クリスチャンデイオールCHRISTIAN DIOR( JOHN GALLIANO)ジョンガリアーノ2007・2008秋冬コレクションの美しい日本の美はフランスの一流ファッションブランドをさらに洗練されたものにしている。


by nyfiken | 2008-09-17 07:39