スウエーデンの面白いものたち


by nyfiken

2009年 08月 19日 ( 1 )

一雨ごと涼しくなっていく印象の夏の終わり。夏の町の光景。ストックホルムの水辺に座って太陽の光を浴びる人たち。夕方からの風がめっきり涼しい。スーパーマーケットには、南ヨーロッパからきた、すいかたち。夏のストロベリーも最後の収穫に近いのか、最盛期のような勢いがない。とうもろこし。南ヨーロッパからのプラム。スウェーデン地元産の小さな小粒のプラムはおいしい。ベリー。ブルーベリー。ブラックベリー。ラズベリー。夏中ベリーをせっせと食べる人たち。ベリーは、田舎の道端や庭に。夏の間のビタミンをベリーでとるひとたち。今年の夏、元気なアスパラガスをよくてんぷらにしてさっくりと揚げていただいた。

森の中ではひっそりと、きのこがぐんぐんと大きくなっていることだろう。マツタケに似たものが市場にでまわる秋。酒蒸しにして、おしょうゆか山椒塩にすだちをしぼってであっさりといただくのもおいしい。

夕方になるとジャケットが一枚必要。風が真夏の風と違い、北の寒い方向から吹いてくる。クーラーというと暑い日本の夏を過ごしている人には申し訳ないが。寒い北欧の冬を思うと、夏が終わるのが口惜しい。ブテイックには、秋のぶどう色。そして実りのパンプキン色。一足早くスウェーデンの夏が過ぎていく。

季節や旬を楽しむこと。すっかり秋色のブテイックのデスプレイ。そう。おもいっきりかぼちゃをいただきたくなった。6月ぐんぐんと昼の時間が長くなりつつあったミッドサマー前のスウェーデンの人たち。夏休みにはいっせいにどこかにでかけて、町が旅行客でにぎわいつつも、すこしがらんとした真夏。そして休暇から帰ってきて、最後の夏に別れを惜しみつつ、ザリガニをいただきながら、夏を惜しむ人たち。

北欧料理にかかせないハーブのデイルを育てたことがある。南半球太陽の光をたっぷりとあびて、いくらでもデイルの香草は大きく成長する。ざりがには、スウェーデンのスモーランド産のものがおいしいといううわさではあるが、食べ比べていないので、なんともいえない。新聞には、連日どこの国のものが一番おいしいかが特集でにぎわう。30数パーセントのSNAPSに赤ワインなど合わせたら悪酔いする。ロシアやウオッカ圏の人たちは、強いお酒に慣れているから、平気そうだが、日本人はSNAPSには、抵抗力がない。スーパーマーケットにざりがにがはいった少し大きめプラスチックバケツの入れ物のすぐそばに、ちょっと怪しいどこかで見たことがある缶を最近よくみかける。それも一社ではなく、3社の違ったもの。


よく見るとシューストリミング醗酵して腐ったような匂いのニシンの缶が待っていましたとばかり最近でている。ザリガニ祭りのあとは、シューストリミングパーテイ。やっぱりどう考えてもあの香りは、好ましくない。身がぶよぶよして、いくら醗酵食品が好きなわれわれ日本人の口にも、どうも食感が。問題は、たとえば、にしんの切り込み。とかいかの塩辛みたいな食感があればいい。しこしことかかりかりではない。ぶよぶよ。どうもフナが腐ったイメージが否めない。


いや、あの卵の部分を珍味としていただくなら、まだいいが、わたしなら、やっぱりわさび、しそ。山椒。冥加やわけぎ、それにすだちやチリなど混ぜて、明太子も少しまぜて、というふうなら、いただけるかもしれない。あるいはあのぶよぶよをにしんの切り込みやいかの塩辛にまぜて、中国の腐豆腐。コリアンダーをたっぷりとしょうがにんにくちり。というのはどうだろうか。それに納豆をいれたら、といろいろ創造してしまうが、いまだにうなるような食べ方に出会っていない。今年こそ感動する味を作り出したいが、頭の中で創造するだけである。

8月の15夜の満月には、スウェーデンでは、うさぎさんのかわりに、たれ目のおじさんの顔が見えるという。MAN IN THE MOON。どおりで、ザリガニ祭りのキットに。上からぶらさげる紙のにこちゃん顔。たれ目のおじさんのお顔。スウェーデンの満月は、一生懸命みても、うさぎさんに見えないのが不思議。8月。夏の終わり。日本では盆踊り。納涼祭りという名前が粋である。

by nyfiken | 2009-08-19 02:50